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
BTC(ビットコイン)は、インターネットを通じてやり取りされる通貨である暗号通貨の中でも最も知名度が高く、最も時価総額も多いもので、暗号通貨取引を始めるにあたってはまず「BTCを始めよう」「BTCを買おう」と考える方も多いはずです。
そうとはいえ、BTCをいざ始めよう・買ってみようと思っても何から手を付ければいいのか、どこでどのように買えばよいのか見当もつかないというケースもありますし、BTCはやめたほうがいいなどという専門家もいますし、何も知らずやみくもに手を付けては停滞失敗をして交換する羽目になることもあります。
そこで今回は、「BTCのことは名前を知ってる程度でほとんどわからない!」という超初心者に向け、BTCの始め方や注意点と買い方を簡単かつ詳細に解説したいと思います。
トランプ2.0とも呼ばれる2025年に向けて、BTCの仮想通貨取引所おすすめも含めBTCを超解説していきたいと思います。
まずは知っておくべき超初心者向けBTCの基礎知識をおさらい

まずは、BTCそして暗号通貨というものがどんなもので、それを始める・購入するというのはどういうことか、という至って基本的な予備知識を整理しておきましょう。
出典千葉商科大学ビットコイン出典国税庁ビットコインの税務上の取り扱い
そもそもBTC(ビットコイン)とは何?
「BTC」というアルファベットで略される「ビットコインとは」、「ブロックチェーン」というデジタル技術・仕組みを基盤とし誕生した、世界で初めてのデジタル通貨です。
まず結論からいうと日本で購入するのであれば コインチェックに無料で登録し、購入するのが一番簡単です。
日本円やアメリカドル、ユーロなどといった世界中でリアルに流通している「法定通貨」は、中央銀行という管理者が存在しますが、BTCはじめ暗号通貨には決まった管理者が存在せず、国家や銀行を介することのない「分散管理型」であることが特徴です。
ビットコインは2008年10月、ネット上に「Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)」と名乗る人物が「分散管理型の暗号資産」に関する論文を投稿したことから始まりました。
投稿から3ヵ月後の2009年1月、ブロックチェーンの技術、中央集権的な管理者のいない金融システムなどについて書かれたナカモト氏による論文をベースとし、オープンソースのソフトウェアが作成・公開され、それが現在まで続くBTCの原型となっています。
2010年初のビットコインの取引所が開設され、すぐに取引が始められましたが、当時このブロックチェーンを利用したデジタル通貨のBTCは。斬新すぎて運用開始後すぐに広く認知され。普及していくことはありませんでした。
そんな中、2010年5月22日に、アメリカはフロリダ州に住むある男性が、「パパ・ジョーンズ」という名前のピザショップで2枚のピザを注文し、その代金25ドルを10,000BTCで決済しました。
この日が世界で初めて、BTCが法定通貨と同じ経済的な価値を持つと認められた日だったのですが、この時の「1BTCの価格・価値」はピザ二枚分、「0.0025ドル」しかなかったというわけです。
その後、BTCは取引所のハッキング被害やビットコイン偽造事件などといった不祥事で価値を下げた時もありますが、基本的には決済量や知名度が上がるとともに通貨としての価値を上げていきます。
そして今や、1BTCの価値は 50,792アメリカドル(2024年8月4日現在)、日本円に直すと約721万円に達しており、発行枚数は2024年現在1940万枚ですから、時価総額は9兆700億円以上というちょっと想像のつかない額にまで成長しています。
ちなみに、10,000BTCが初めてお金として使われたときの価値はピザ二枚分でしたが、これを現在の価値に換算するとなんと5億ドル、日本円で換算すると約710億円ですから、ピザは1枚355億円ということになります。
BTCの特徴や利点をよく知っておこう!
BTCに代表される暗号通貨には、紙幣や硬貨のような実体が存在しませんが、BTCの場合は「2100万枚まで」と発行枚数が決められており、発行にはマイニング(デジタル的な採掘)という作業が必要なため、感覚的には通貨というより、金やダイヤモンドのような「鉱石」に近いかもしれません。
実体がなくデジタル上で送受金できる点が電子マネーと酷似していますが、ペイペイなどの電子マネーにはれっきとした運営会社があり、取引履歴のデータや通貨発行・入金・送金の履歴はすべて運営会社が管理していいて、誰でも閲覧できるものではありません。
一方、BTCの取引履歴はすべてブロックチェーンと呼ばれるインターネット上の台帳のようなものに記録されており誰にでも閲覧できるのが特徴で、さかのぼって閲覧して倍守っているBTCの前の前の前の持ち主が誰か、なんてことまで調べることができます。
そしてBTCには、ブロックチェーンというデジタル技術を利用しているからの、以下のようなメリットが存在します。近年。
- 安価な手数料で簡単に素速く大金を送金できる・・・BTCは管理者のいる通貨と異なり企業や銀行を介さず個人間で送金ができるため、手数料が発生しないうえ送金・入金の処理が、三丹10分程度(※1)とスピーディー。
- 世界中で商品やサービスの決済手段として利用できる・・・円・ドルの様な法定通貨は原則発行されている国でしか、クレジットカードや電子マネーは提携企業間でしか利用できないが、BTCは決済を受け入れているところであれば、世界中どこでも利用することが可能で近年その数は急増している。
- 持ち運ぶ必要がない・・・電子マネー同様、ネット上のデジタル通貨であるため、現金などと異なり実際に持ち運ぶ必要がなく防犯上でも安心。
- 24時間365日利用できる・・・発行元や運営管理者が存在しないため、銀行や運営企業の営業日・営業時間に左右されずいつでも利用できる。
- 透明性が高く改ざんも困難である・・・ブロックチェーン上に取引が全て公開されているという透明性の高く、非常に高度なデジタル技術が用いられているため、改ざんされる可能性が低くセキュリティーも万全。
このように利点が多いことから、近年世界中で決済手段としての導入を進めている企業が後を絶たず、それに合わせて通貨としてのBTCの価値も上昇しています。
そのまた、ビットコインはいくらその知名度があがり導入企業や国などが増え価値が上がっても、将来的な発行枚数が決められているため、通貨・財貨としての「希少価値」が極端に低下することもありません。
だからこそBTCは、手軽に始められる投資材料、資産運用手段として世界中の方から注目されているのです。
BTCは今から始めても遅くない?
かつてのBTCのすさまじい勢いでの値上がりや、仮想通貨・暗号通貨ブームを知っている方の中には、「今更BTCを始めるために買っても、ンもうブームに乗り遅れていて遅いんじゃない?」と言う方もいます。
また、総発行枚数が2100万枚と決まっているBYCは、現在すでに1900万枚以上発行されていて、今後は年々発行枚数が減っていき2140年には「堀り尽くす(マイニングによる新規発行と報酬はなくなる)」ため、投資資産としての取引量自体も先細りしていくのではないか、と言われることがありました。
しかし、「長期」で見るといまだに暗号通貨取引所におけるBTCチャートは右肩上がり状態であり、取引量も堅調に推移していることから、短気の投資資産としてはともかく、長期スパンでの投資資産としては今から始めても決して遅くはありません。
むしろ、以前のようにBTCの価値が小さな市場の動きや報道に左右され激しく乱高下していた時期に比べると、BTCの価値が短期では安定し長期スパンで見ると徐々に成長している今のほうが、超初心者でもBTCを安全に始めやすい絶好機と言えるかもしれません、
日本ではBTCETFはまだ買えない。買うなら現物購入しかない
ETF(Exchange Traded Funds)とは「上場投資信託」のことで、不特定多数の投資家から集めた資金を、運用会社が株式や債券などに投じて運用してくれる金融商品を指します、
つまり、BTCETFとはその名の通り、投資先がビットコイン又は仮想通貨になっているETFのことで、ビットコインの「現物」を買う必要がなく、ビットコインの価格変動に影響するファンドに投資できるほか、以下のような特徴を持っています。
購入金融商品 | ビットコインETF | 現物ビットコイン |
---|---|---|
税制面 | 証券と同じ低い税率(約20%)であるうえ、確定申告の内容については、証券会社が作成するため比較的手続きが簡単 | 高い税率(雑収入:最大で約55%)となり、税金に関する手続きを個人で管理・対応する必要がある |
セキュリティリスク | 頻繁に移動する必要がないため安全 | ハッキング被害など、取引所のセキュリティ体制に大きく依存する。 |
流動性 | 高い | 取引所依存 |
取引コスト | 低い | 取引所依存 |
取引時間 | 市場の買い付け可能時間 | 24時間365日 |
取引コストが低く投機性も和らぐため、専門的な知識がなくてもある程度確実性の高い資金運用を誰でも手軽に行えるほか、全正常化なりに有利になるという大きなメリットがあり魅力的です。
2021年10月、米国で初めてBTCETF(仮想通貨ETF)が承認されカナダやブラジル、ドバイなどでも承認されましたが、残念ながら執筆現在、日本では承認されていないためBTCETFを購入・入手することはできず、現物BTCを取引所で購入するしかありません。
ただ、米国で承認された以上、日本でも近い将来承認される可能性は十分あるため、興味のある方は今のうちにBTCETFの仕組みについてよく下調べをしたり、購入・投資用の資金を積み立てておくのも手です。
BTCの始め方と買い方は実のところ超簡単4ステップ
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初めて、BTCなどの暗号通貨を購入しようと思っている方の中には、手続きに時間や手間がかかり面倒なのではと思っている方もいるかもしれません。
ですが実のところ、BTCの始め方・買い方は至って簡単で、基本的には以下の4つのステップ通りに進めれば、誰でもいつでも簡単にBTCを購入し、所有することができます。
では、それぞれのステップをもう少し詳しく見てみましょう。
STEP1自分の予算や用途とマッチした暗号通貨取引所を選ぶ
BTCをはじめとする暗号通貨を購入したい場合は、利用者同士でコインの売買をする「取引所」か、決められた価格で運営会社からコインを購入したり、反対に売却する「販売所」を利用するのが一般的です。
ただ、販売所は初心者でも簡単にBTCを確実に、希望する量・金額分購入できる半面、価格は販売所運営会社の「言い値次第」で、、取引所と比較した場合。購入時も販売時も手数料がかなり割高になっています。
そのため、BTCを始めるつまり、BTCを購入・取引して投資や資産運用を始めたい場合は、国内外何れかの暗号通貨取引所を利用したほうが効率的です。
とはいえ、取引所はそれぞれ取り扱っている暗号通貨の銘柄や、レバレッジ・スプレッド(手数料)などが異なるため、まずは「自分の予算や用途とマッチした暗号通貨取引所を選ぶ」ことから始めましょう。
必要書類を準備する
暗号通貨取引所でBTCを始める・購入するためには、以下のようなものが必要となるため準備しておきましょう。
- 運転免許証・パスポートなどの本人確認書類
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- IDセルフィー
- 利用規約、プライバシーポリシー、取引時交付書面などへの同意
なお、「IDセルフィ―」とは「免許証などの 本人確認書類 を持ち、顔全体と同じ画面に収めて撮影した画像」のことで、源氏ではほぼすべての暗号通貨取引所で取引を始める際必要となるので、スマホなどであらかじめ撮影しておくとこの後の手続きがスムーズになります。
STEP2暗号通貨取引所に登録し口座を開設する
目当ての暗号通貨取引所が見つかったら、そこの手順に従いアカウント登録し、身分証やIDセルフィ―を提出して、取引所の口座開設資格があるか審査を受けましょう。
- 20歳以上75歳未満
- 一定の金融資産を保有している
- 職についている
- 国内に在住している
など言った条件を満たしており、入力した個人情報や提出書類等に不備がなければ、審査を通過し口座が開設されます。
STEP3取引用のリアル通貨を入金する
口座が開設されれば、数日から1週間で運営会社からはがきなどの書類が発送され、そこに記載されているシリアルコードなどをネット上にて入力すれば、開設された口座が「有効」となりますので、BTCを買うためのリアル通貨(日本円)をウォレットに入金しましょう。
暗号通貨取引所の取引用口座への入金方法は主に以下の3パターンになりますが、ネットバンキングなら自宅から出ることなくネットにて入金がすべて完結するうえ、他の方法と異なり入金に掛かる手数料が無料となるためおすすめです。
- 銀行のATMから入金
- ネットバンキング(クイック入金・ペイジー)の利用
- コンビニでの入金
取引所の入金手数料
基本的に、取引所にBTC購入用の日本円を入金する際、取引所から入金手数料を求められることはありません。
一方、取引所内で暗号通貨の取引が成立した際の「取引手数料」と、自分の資産を他の取引所やウォレットに移動させる際の「送金手数料」、取引所が顧客から徴収する取引コストであり、買値と売値の差額のことを指す「スプレッド」などはかかってきます。
STEP4BTC(ビットコイン)はじめとした暗号通貨を購入する
ここまで進んだら、あとは取引する銘柄を決め値動きをよく分析して取引のタイミングを伺い、購入する数量を指定して注文を出すだけです。
ただし、BTCの注文方法には値段を指定せずにBTCを発注する「成行注文」と、価格を指定して注文する「指標注文」があり、前者は取引が成立する半面、予想外の高値や安値で取引が成立する可能性があります。
一方の後者は、、希望する価格で取引ができることがメリットですが、指定した価格に達しないと取引が成立しないのがデメリットなので、状況や目的に応じて使い分けることが重要です。
超重要!BTCを始める・購入する暗号通貨取引所の選び方
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先程、「BTCを始める・購入する手順」を解説する中で、「自分の予算や用途とマッチした暗号通貨取引所を選ぶ」ことについて触れましたが、実のところこれがBTCを安全買う賢く始めるうえで、最も大切な要素となります。
そこでこの項では、BTCを始める・購入する暗号通貨取引所の選び方について、以下で挙げた「取引所選びのポイント4つ」にそって、もう少し詳しく整理しておきましょう。
安全?安心?取引所運営会社の信頼度と安定性
当初と比べるとずいぶん整備されてきたとはいえ、BTCをはじめとする暗号通貨取引は、株式や為替・国債などといった他の金融資産取引と比較すると、まだまだ新しい部類に入ります。
また、デジタル通貨という性質上ハッキング被害などに遭うリスクがどうしてもあるため、取引所及び損運営会社が外部からのハッキングやなりすましによるログインなどに対し、どのような「セキュリティ対策」を講じているかしっかりと下調べしておくべきです。
まずは、ログイン時に2段階認証を採用する、パスワードが複数揃わないと取引できないシステムにする、強度の高いSSL(ネット通信の暗号化)を採用しているなど、セキュリティ体制が整備されている取引所を選ぶことから始めましょう。
また、取引所のサーバーが不安定だと、「いまだ!」と決めたときに取引が成立しなかったり、取引量が増えても取引成立までの時間がかかってしまうことがあるため、「サーバーの安定性」も取引所を選ぶ大切な要素の一つになります。
海外取引所には注意しよう。金融庁不認可のところは使用しない
日本の居住者を相手に、株取引やFX取引、暗号資産取引などの金融商品取引業・暗号資産交換業を行う者は、日本国内の法律に従い金融庁から許可を得て「金融商品取引業」または「暗号資産交換業」の登録をする必要があります。
日本で登録を受けず、金融商品取引業や暗号資産交換業を行うことは違法ですが、インターネット上に国境が引いているわけでもありませんから、登録を受けていない「無登録・不認可の海外取引所」を利用しBTCを購入したり、取引することは可能です。
ただ、すべての海外取引所がそうだというわけではありませんが、無登録・不認可の海外取引所は
- 虚偽表示や誇大広告の禁止
- 投資者等から預かった資産の分別管理
- トラブル時の対応窓口の設置
- システムの安全稼働のための管理
など国内で認可を受ける際、備えておかねばならない要素・条件を満たしていない場合があります。
言い換えると、安全・安心な取引所であるかどうかの保障がないということになるため、初めてBTCを買うような初心者の方は特に、金融庁不認可の暗号通貨取引所は国内外問わず、極力使用しないようにした方が無難です。
IEOなどの詐欺プロジェクトに注意
IEO(Initial Exchange Offering)とは、暗号通貨の発行体が交換業者を介して「トークン」を上場させ、投資家から資金を集める仕組みで、簡単にいうと「新規銘柄を割安価格で上場するからふるってご購入ください」というものです。
言い換えれば、「新しい暗号通貨の予約先行販売」のようなもので、IEOの募集期間が終われば他の暗号通貨と同様、取引所で誰でもいつでも購入・取引できるようになり、買い求める人が増加すれば価格も上昇し差額で大きな利益を出すことも可能です。
そのためIEOは、暗号通貨トレーダーの中で非常に人気があるのですが、まれにIEOの実施を語り一般投資者から不当に資金を搾取する、「詐欺プロジェクト」が紛れ込んでいることもあるので注意が必要です。
ただ、IEOはトークンを上場し販売を手掛ける案f豪通貨取引所が、暗号通貨の発行体・トークン・プロジェクトを厳密に審査したうえで、取引所としての信用をかけ実施します。
よって、信用度の高い取引所、つまり日本で言えば金融庁から認可を受けている取引所をあらかじめ選んでおき、そこが実施しているIEOであれば、「詐欺プロジェクト」に遭遇する心配もあまりないと考えています。
一方、似たようなものに、ICO(Initial Coin Offering)があり、こちらでは企業やプロジェクトが「取引所を介さず」投資家から直接資金調達を行うため、詐欺プロジェクトが紛れ込んでいるリスクはIEOより数段高くなります。
ですので、金融庁が認可した国内取引所が手掛けている「IEO」はともかく、認可を受けていない海外取引所のIEO、及び取引所の審査を受けないICOに関しては、手を出さないほうがいいでしょう。
なお、BTCをはじめとする暗号通貨取引は、IEOやICOを悪用したものに限らず多くの「詐欺の手口」が横行しており、警視庁も消費者に対し注意を呼び掛けています。
BTC以外も買える?取り扱いをしている暗号通貨の種類
世界で最初に生みだされた暗号通貨であり、取引量も多いBTCは基本的にはどこの取引所でも取り扱われていますが、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などといった「アルトコイン」と呼ばれる他の暗号通貨の取り扱いは、取引所によって異なります。
初心者のうちは、目当ての暗号通貨さえ取り扱いがあればさほど問題ないでしょうが、だんだんトレーディングに慣れ他の銘柄にも興味が出て時、取り扱い通貨が多い取引所を選んでおけば、より幅広い取引ができるようになります。
また、投資が軌道に乗り資産が増えた際、BTC以外の銘柄に資産を分散して管理しておけば、予期せぬ暴落等のリスクから資産を守る方策にもなるため、将来的な観点から取扱暗号通貨の種類が多い取引所を選んでおくのも手です。
しっかりチェックしないとかなり差が出る!スプレッド・手数料
スプレッドとは、暗号通貨取引における「買値」と「売値」の差のことを指し、 例えばある暗号通貨の買値が「1コイン2,000円」で、売値が「1コイン2,005円」だった場合、スプレッドは「5円」となります。
スプレッドは、市場の流動性を確保しつつ、取引所が負うことになる暗号通貨の買取リスクをカバーし、さらに市場の需給バランスをとるために発生するものですが、トレーダーからすると取引による利益を圧迫する、「取引コスト」以外の何物でもありません。
また、手数料とは売買に関わらず何らかの取引を取引所内で行った際に発生するコストのことで、「入金手数料」や「送金手数料」などがそれにあたり、これも取引による利益を圧迫する、「取引コスト」に当たります。
ですので、長くそして数多くBTC取引を行いたい場合は、スプレッドや手数料ができるだけ安い取引所を選んだほうが、長い目で見たとき有利になってきます。
取引画面・取引チャート・専用アプリの使いやすさや見やすさ
取引所によって、売買注文を入力する「取引画面」の操作性や、取引チャートの画面デザイン、専用アプリの使いやすさなどが異なります。
どの取引所の取引画面が見やすいのかや、どの専用アプリが使いやすいのかなどは正直個人差が出てきますが、自分にとって操作しやすい取引所を利用すれば、操作に気を取られることなく取引に集中でき、ひいては効果的なBTC運用に繋がってくるはずです。
使いにくくてストレスがかかる程度ならまだしも、万が一操作ミスをして大きな損失が出るようなことがあると目も当てられませんから、取引画面・取引チャート・専用アプリの使いやすさや見やすさに着目し、取引所を選ぶのも一つの方法です。
BTCを始める・購入するのに超おすすめの暗号通貨取引所4選
BTCを始める、または購入する際の暗号通貨取引所の選び方について整理したところで、それを踏まえたうえで初心者にでも安心して利用できる、「金融庁の認可」を受けているおすすめ国内取引所を、4つ厳選して紹介しておきましょう。
5年連続アプリダウンロード数No1の「コインチェック」は超初心者向き
サービス名称 | Coincheck(コインチェック) |
---|---|
運営会社 | コインチェック株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 30種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%) 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 方法に応じて無料~1,018円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
トラベルルールに伴い採用しているシステム | TRUST |
送金可能な国内取引所 | bitFlyer |
公式HP | https://coincheck.com |
最初に紹介する「コインチェック」は、2014年からサービスを開始している国内暗号通貨取引所の先駆け的存在で、運営会社であるコインチェック株式会社は、当然ながら金融庁登録済の暗号資産交換業者です。
コインチェックでは、BTCをはじめとする暗号資産の購入・売買・送金などの各種サービスはもちろん、貸暗号資産・ビットコインの決済・暗号資産積立などの金融商品のほか、電気代やガス代をビットコインで支払うことができる「Coincheckでんき・Coincheckガス」などといったサービスも提供しています。
コインチェック最大のt区長は取り扱っている暗号通貨の種類が非常に豊富であることで、最もメジャーであるビットコインはもちろんのこと、2024年6月現在、以下で示す30種類の暗号資産を取り扱っています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エイジコイン(ENJ)
- パレットトークン(PLT)
- サンド(SAND)
- ポルカドット(DOT)
- フィナンシェトークン(FNCT)
- チリーズ(CHZ)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- ポリゴン(MATIC)
- イミューダブル(IMX)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- エイプコイン(APE)
- ラップドビットコイン(WBTC)
- アバランチ(AVAX)
- シバイヌ(SHIB)
- ブリリアンクリプトトークン(BRIL)
また、BTC取引に慣れていないうちは、取引所のどこで何をすればいいのか迷ってしまいがちですが、コインチェックのインターフェイスはデザインがシンプルで見やすく操作性が良いため、暗号資産取引初心者の方からも使いやすいと好評を得ています。
さらに、コインチェックのスマホ用アプリは、2段階認証やロック画面などの機能も実装しており、その使いやすさから2019年から5年連続で「年間ダウンロード数国内No.1」を獲得しているほか、アカウント作成や口座開設手続きが簡単スピーディーで、ビットコインの取引手数料が無料な点もBTC初心者にはうれしいポイントです。
「SBIVCトレード」は運営会社が超一流で信頼度高め
サービス名称 | SBI VCトレード |
---|---|
運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 23種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.0001BTC 現物取引(取引所):0.000001BTC レバレッジ取引:0.001BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:無料、スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸コイン 自動積立 |
トラベルルールに伴い採用しているシステム | Sygna・TRUST |
送金可能な国内取引所 | LINE BITMAX、GMOコイン、ビットバンク、ビットポイント コインチェックなど |
公式HP | https://www.sbivc.co.jp |
SBI VCトレードは、ネット証券最大手のSBI証券や、日本長期信用銀行の流れを汲むSBI新生銀行など、暗号通貨取引にとどまらず、証券・銀行・保険・ノンバンク・資産運用など、多種多様な事業を手掛ける「SBIグループ」のSBI VCトレード株式会社が運営しているため、取引所としての信頼性や安定性は申し分ありません。
入出金手数料、レバレッジ取引のロスカット手数料、販売所取引手数料などの、各種手数料が無料なのが最大のメリットで、活用すれば、売買差益とは別に安定した報酬の獲得が見込める、貸コイン(レンディング)やステーキングというサービスも提供しています。
取り扱っている暗号通貨の種類がやや少ないという声もありますが、ETH・XRP・LTC・BCHなど時価総額と取引量の多い有名どころのほか、国内取引所では扱っているところが少ないSHIBやAVAX、DOGEなどの通貨にも対応しています。
「PBRレンディング」は貸し出して利息で稼げる注目手法
サービス名称 | PBRレンディング |
---|---|
運営会社 | PortobelloRoad株式会社 |
提供する取引の種類 | レンディング |
取り扱い銘柄数 | 6種類(レンディングサービスとしてはトップ水準!) |
預入期間 | 1ヶ月~(プラン選択可能) |
途中解約 | ○ |
自動再投資 | ○ |
手数料 | 無料 |
送金手数料 | 利用者負担 |
年利 | 10%~12%(業界最高水準!) |
利息の発生 | その日からもらえる |
公式HP | 【公式】PBRレンディングはこちらから |
PBRレンディングとは、暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで期間中の利息がもらえるレンディングサービスです。
現金で配布するわけではなく、暗号資産で毎日配布します。
暗号資産(仮想通貨)を貸し出す先は、PBRレンディングの運営会社なので個人とやり取りするわけではありません。スマホで管理可能で、気軽に始められます。
利回りは1ヶ月後から自由に返還できる通常レンディングなら10%、1年間貸し出しするプレミアムレンディングなら業界最高水準の12%となっています。
BTCももちろん対象になっており、レンディング大手の中では銘柄の取り扱い数は現在トップクラスです。
BTCを持っておくだけがいい方、積極的な取引をせずに暗号資産(仮想通貨)を増やしていきたい方にとって、PBRレンディングは強い味方になってくれるでしょう。
取り扱い通貨数は業界トップクラス!「BitTrade(ビットトレード)」
サービス名称 | BitTrade(ビットトレード) |
---|---|
運営会社 | ビットトレード株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 41種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.0005BTC 現物取引(取引所):0.00001 BTCかつ2円 レバレッジ取引(販売所):0.001BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料(BTC/JPYのみ) レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 330円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸暗号資産 積立暗号資産 |
公式HP | https://www.bittrade.co.jp |
BitTrade(ビットトレード)は、世界170カ国以上で事業を展開するHuobi Global(フォビ・グローバル)を運営するHuobiグループが、日本で立ち上げた暗号通貨取引所で、取引所での現物取引であれば0.00001 BTCかつ2円から、ビットコインを始めることができます。
取扱っている暗号資産(仮想通貨)の銘柄が全41銘柄と豊富なのも特徴ですが、運営母体であるHuobiグループは独自の仮想通貨「フォビトークン」を発行しており、当然ビットトレードでも取り扱われていて、フォビトークンの保有量や取引所での全銘柄ペアの取引量に応じて、取引所における手数料の割引サービスを受けられます。
国内での知名度がまだ低いため、取引所における現物取引の流動性が乏しく、国内大手の取引所と比べるとやや注文が成立しにくいのが難点ですが、Huobiグループが手がけるHuobi Globalは、取引高で世界のトップ10に入るほどの規模を誇っていることを考えると、今後成長していくポテンシャルは十分あるでしょう。
「GMOコイン」は取引手数料が安く入出金手数料は無料
サービス名称 | GMOコイン |
---|---|
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 26種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.00001BTC 現物取引(取引所):0.0001BTC レバレッジ取引(販売所):0.01BTC レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 金額に応じて無料または400円 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
トラベルルールに伴い採用しているシステム | Sygna Hub |
送金可能な国内取引所 | LINE BITMAX、ビットバンク、ビットポイント SBI VCトレードなど |
公式HP | https://coin.z.com |
最後に紹介するGMOコインは、その名でもわかる通り国内インターネット事業の最大手である、GMOインターネットが運営する暗号通貨取引所で、セキュリティの高さとサーバーの安定度に関しては、国内最高基準だと評価されています。
取引所としての機能はもちろん、販売所や暗号資産FXなど、様々な取引スタイルに対応したサービスを提供しているため、初心者から上級者まで各々の知識や経験、それに資金・予算などに合わせた取引が可能です。
最大のメリットは、口座開設・即時入金・日本円の出金・暗号資産の預入送付など、各種手数料が無料となっていることで、小さな取引を頻繁に行うことが多い初心者トレーダーにとっては、非常にありがたいポイントだと言えます。
超初心者がBTCを始める・買う時知っておくべき注意事項
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次に、今から始めてBTCを購入し、仮想通貨の世界に飛び込もうとするのであれば、「これだけは知っておいてほしい」と言える注意事項を、5点あげておこうと思います。
BTC取引と購入は貯蓄ではなく「投資」であることを忘れない
年月 | 出来事 | 1BTCの価格(当時の円換算) |
---|---|---|
2008年10月 | サトシ・ナカモトによるBTCについての論文が公表される | – |
2010年5月 | フロリダのプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入 | 約0.2円 |
2010年7月 | Mt.Goxサービス開始 | 約7円 |
2011年5月〜6月 | BTC初のバブル期 | 約1,500円 |
2011年6月19日 | Mt.Goxがハッキング被害を受ける | 約1,400円 |
2011年末 | Mt.Goxハッキング被害の影響による底値 | 約300円 |
2012年11月28日 | マイニング報酬の初となる半減期 | 約1,000円 |
2013年10月 | バイドゥがBTC決済を採用 | 約15,000円 |
2013年12月 | NHKでBTC特集が組まれる | 約12万円 |
2013年12月 | 中国政府がBTC取引の禁止を発表 | 約75,000円 |
2014年2月 | Mt.Gox閉鎖 | 約18,000円 |
2014年12月 | マイクロソフトがBTC決済を採 | 約40,000円 |
2016年7月 | 2回目の半減期 | 約70,000円 |
2017年12月 | CMEがBTC先物を開始 | 約200万円 |
2018年1月~3月 | Facebook・Google・X(旧ツイッター)が暗号資産の広告掲載の禁止を発表 | 約90万円 |
2019年9月 | BakktがBTC先物サービスを開始 | 約87万円 |
2020年5月 | 3回目となる半減期 | 約100万円 |
2021年2月21日 | テスラが15億ドルのビットコイン購入を発表 | 約600万円 |
2021年11月8日 | BTCがの史上最高値(ドルベース)を更新 | 約776万円 |
2024年8月現在 | 1ドル144円換算 | 約893万円 |
上表は、これまでBTCがつけてきた市場価格と、その要因となった出来事のの一覧ですが、ご覧いただければわかる通りBTCは、ちょっとした出来事で価格が大きく変動する金融資産です。
大きく値上がりし大幅な利益が出る点が魅力であるBTCですが、反対に突然大暴落して大きな損失が発生する可能性もある、という事実を忘れてはいけません。
利率は低くとも目減りすることはない預貯金はもちろん、株式証券・国債や公債・金などといった、比較的貯蓄性が高いと言われている金融資産と比較して、非常に投機性が高いのが特徴です。
そのため、「今ある資産を絶対に減らしたくない!」という方は、BTCの購入について慎重に考えたほうが良いかもしれません。
ただ、近年はBTC自体の知名度が上がり、決裁手段として導入する国・地域・世界的企業も増えてきたうえ、有益な金融資産・投資材料として運用する資産家も増えてきた結果、以前のようには市場価格が乱高下せずある程度のところで「上げ止まり」することが多くなってきました。
また、数か月単位の短期的スパンで見ると、確かに市場価値が乱高下しているBTCですが、2~3年単位の長期的スパンで見ると、その市場価値はまさしく右肩上がり状態です。
まだ、株式証券や国債ほどの安定度はありませんが、いずれ既存の金融資産と同様に安定した大規模投資市場になる可能性もあるため、わずかな資金でも参入できる今のうちから購入しておくのも手です。
詐欺や誤情報に惑わされないよう細心の注意を払う
BTC市場には、非常にたくさんの個人や企業・団体が参入しており、その大部分は正当な商取引で利益を追求しているにすぎませんが、非常に大きな金額の資金が行き交う流動的かつ大規模な市場であるため、詐欺や違法行為で資金をかすめ取ろうとする輩が紛れ込んでいます。
SNSアカウントからの誘導や、公式サイト以外への遷移などといったありきたりのものから、非常に手の込んだ巧妙な手口まで様々ですが、基本としては「必ず儲かる」などといった甘い誘い文句には、決して飛びつかないよう注意しましょう。
また、悪意はなくとも根拠に薄い情報や全くのデマと言える誤情報を、SNSなどで拡散してしまう方もいますので、それに惑わされてBTC取引を進めるようなことはしないよう心がけましょう。
BTC取引に使用するPCやスマホのセキュリティ対策を万全にする
日本の金融庁から認可を受けている暗号資産取引所に関しては、顧客の資産について厳しい規制を順守して分別管理が徹底されているうえ、仮に暗号資産取引所内でハッキング被害が発生しても、顧客の資産を守るため様々な取り組みが実施されています。
ただ、取引所の取引プラットフォームを作動させるパソコンや、取り引きアプリをダウンロードするスマートフォンなどといった、端末自体のセキュリティ管理は、取引所やその運営会社には当然できないため、自己責任で行うしかありません。
そのため、以下で挙げるようなセキュリティ対策を行っておくことをおすすめします。
- 端末自体に設けられた操作制限などを勝手に解除するなど、PCやスマホを改造しない。
- ウイルス対策ソフトやウイルス対策アプリをダウンロードしたうえで、常に最新の状態に更新しておく
- 取引所のプラットフォームシステムや取引用アプリはこまめにアップデートし、最新の状態を保っておく。
- 外部に漏れると困るようなデータは保存しない
- 暗証番号を設定し、もし紛失してしまったとしても、他人が勝手に操作できないようにする
確定申告など税金に関することを理解しておく
購入したBTCが値上がりし売買益が発生した場合、その収入(所得)は「雑収入」に分類され、給与所得のみのサラリーマンなら、この雑所得が「1年間で20万円」を超えると確定申告をし、暗号資産の取引で得た収入分の納税を行う必要があります。
雑所得は、給与所得などほかの所得と合計にした金額に税金がかかる「総合課税」の対象となるため、例えば給与所得が500万円で暗号資産取引で得た所得が200万円の場合、2つの収入をプラスした700万円に対し、下表で示す「23%」の税率がかけられます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
また、暗号通貨取引で出た損失分を給与取得分に回し、相殺して税額を下げる「損益通算」はできませんが、ブログのアフィリエイトで得た報酬など、暗号通貨取引と同じ「雑所得」に該当する収入がある場合は、マイナス分を相殺することができます。
トラベルルールを理解して始める
トラベルルールとは、暗号資産の送金を異なる取引所間で行う場合、送金の依頼者と受取人の詳細情報を、受取人側の取引所に通知しなければならないという規則のことで、わが国では犯罪収益移転いわゆるマネーロンダリング防止のため、2024年6月1日に施行されました。
現在、国内の暗号通貨取引所はトラベルルール順守に関し、2種類のソリューションのいずれかを導入していて、基本的に同じソリューション同士の対応暗号通貨同士であれば、送金しあえると考えていいでしょう。
取引所名 | 導入ソリューション |
---|---|
Coincheck | TRUST |
bitFlyer | TRUST |
GMOコイン | Sygna |
DMM Bitcoin | Sygna |
SBI VC Trade | Sygna |
BITPoint | Sygna |
DMM Bitcoin | Sygna |
楽天ウォレット | Sygna |
なお、それぞれのソリューション内で対応している暗号通貨の具体的な銘柄や、各取扱書ごとの細かい取り決めについては、各取引所で楮会セル市取引を始める前の段階で、念の為各自確認しておくことをおすすめします。
BTCの始め方と買い方に関するよくある質問とQ&A集
BTCの始め方と買い方についてよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
ビットコインは何円から始められますか?
執筆現在、ビットコイン1枚つまり1BTCの価格は円安の影響もあって 1BTC=8,913,254円にまで膨れ上がっています。そのため、「900万円近くの資金がないとビットコインは買えない。」と思い込んでしまっている方も多いようです。しかし、BTCにはビットコインには1BTCよりも小さな「mBTC(=1000分の1BTC:ミリビットコイン)」と「μBTC(=1000万分の1BTC:マイクロビットコイン)」があり、取引所の中には「mBTC」や「μBTC」の単位でビットコインを購入できるところもあります。例えば、国内暗号通貨取引所の「コインチェック」では「0.005BTC」、「GMOコイン」では「0.0001 BTC」が最小購入単位です。つまり、BTCの価格は毎日毎時変動するので要確認となりますが、コインチェックであれば「44,566円」から、GMOコインなら「891円」からビットコインは現状始められるということになります。
ビットコインは初めから何倍になりましたか?
ビットコインが初めから何倍になったのか。という質問に答えるには、いつをもって「ビットコインの初め」とするのか、を先に決めておく必要があります。2010年5月22日に、アメリカはフロリダ州に住むある男性が、「パパ・ジョーンズ」という名前のピザショップで2枚のピザを注文し、その代金25ドルを10,000BTCで決済した日を、「BTCが初めて決済手段としての価値を持った日」とするなら、この時に1BTCの価格は「0.0025ドル」となります。そして、2024年8月の執筆現在1BTCは「58000ドル」ほどで取引されていますから、単純計算でビットコインは初めて決済手段として価値を持ったその時から、「2320万倍」にまでその価値が膨れ上がったということになります。