ミームコインの買い方。日本ならどこで買う?

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ミームコインの買い方。日本ならどこで買う?

いま世界の経済は、ブロックチェーン上で暗号資産等のトークンを媒体として価値の共創・保有・交換を行う経済のことを指す、「Web3.0」に向かって進んでおり、その主役になるのではないかと期待され、経産省もその円滑な流通を促進すべく、流通・売買取引などといった事業環境の整備に向け動き出しているのが「ミームコイン」です。

参考:経済産業省「Web3.0事業環境整備の考え方」

そんなミームコインを購入・保有したいと考えている方の中には、仮想通貨・暗号資産の一種であることぐらいはわかっていても、具体的にはどんな仮想通貨でどこで購入すればいいのかもわからない、というケースも少なくないようです。

そこで今回は、ミームコインの日本での購入手順を中心に、購入時の注意事項やおすすめのミームコイン銘柄など、仮想通貨初心者に役立つミームコインに関する基本情報を網羅したいと思うます。

目次
  1. 大きく3ステップ!ミームコインの日本での購入手順
  2. ミームコインを国内で購入する時の注意事項
  3. 話題のミームコインとは?購入にあたって知っておくべき特徴など
  4. 日本でミームコインを買うならこれ。ドージコインや柴犬コインなど代表的でおすすめのミームコイン銘柄4選
  5. ミームコインの買い方に関するよくある質問とQ&A

大きく3ステップ!ミームコインの日本での購入手順

実のところ、ドージコインなどの非常にメジャーなミームコイン数銘柄に関しては、既に日本の仮想通貨取引所にも上場を果たしているため、目当てのミームコインが上場している国内取引所を探し、口座を開設・資金を入金すればすぐに購入することができます。

しかし、それでは購入できる銘柄も選べる貨幣セットもごく限られているため、ここでは購入するミームコインの選択肢や取引の幅を広げることができる、分散型取引所(DEX)でのミームコイン購入手順を、時系列に沿って紹介しておきましょう。

ミームコイン購入手順1

ミームコイン購入手順2

ミームコイン購入手順3

【ステップ1】bitbankなどの国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入

日本でミームコインを購入するには、まずは元手となる仮想通貨を手に入れるため、 コインチェックやbitbankなどの国内取引所にて口座を開設する必要があります。

分散型取引所(DEX)を通じて日本でミームコインを購入する場合、購入用資金並びには仮想通貨の取引・送金等に必要になる手数料のことである「ガス代」として「ETH」が元手として必要となり、かつ「Arbitrum(アービトラム)」ネットワークに対応している国内取引所のほうが便利・安全でお得です。

そのため、イーサリアムの最低取引金額が比較的低い上セキュリティ対策が強固なことから初心者向けと言える「bitbank」などで口座開設し、そこに日本円を入金しETHを購入しておきましょう。

【ミームコイン購入用ETHをゲットするのにおすすめの国内取引所】

①bitbank

運営会社 ビットバンク株式会社
運営会社所在地 〒141-0031 東京都品川区西五反田7丁目20-9 KDX西五反田ビル7F
取引所でのETH取扱 あり
取引手数料 販売所:スプレッド
取引所:Maker -0.02%・Taker 0.12%
送金ネットワーク Ethereum
Arbitrum
Optimism
最低送金額 0.001 ETH
送金手数料 E:0.005 ETH
A:0.00042 ETH
O:0.00042 ETH
他の取扱銘柄 ビットコイン (BTC) ・リップル (XRP) ・ライトコイン (LTC) ・モナーコイン/モナコイン (MONA) ・ビットコインキャッシュ (BCC) ・ステラルーメン (XLM)
公式HP ビットバンク(bitbank) | ビットコインが購入できる暗号資産(仮想通貨)取引所

②OKJ

運営会社 オーケーコイン・ジャパン株式会社
運営会社所在地 東京都港区虎ノ門1-2-10 虎ノ門桜田通ビル5階
取引所でのETH取扱 あり
取引手数料 販売所:スプレッド
取引所:Maker 0.07%・Taker 0.14%
送金ネットワーク Ethereum
Arbitrum
Optimism
最低送金額 0.01 ETH
送金手数料 0.0005 ETH
他の取扱銘柄 BTC(ビットコイン)
ADA(カルダノ)
APE(エイプコイン)
APT(アプトス)
ARB(アービトラム)
ASTR(アスター)
AVAX(アヴァランチ)
BAT(ベーシックアテンショントークン)
BCH(ビットコインキャッシュ)
DAI(ダイ)
DEP(ディープコイン)
DOGE(ドージコイン)
DOT(ポルカドット)
EFI(エフィニティトークン)
ENJ(エンジンコイン)
ETC(イーサリアムクラシック)
FIL(ファイルコイン)
FNCT(フィナンシェトークン)
IOST(アイオーエスティー)
IOTX(アイオーテックス)
KLAY(クレイ)
LSK(リスク)
LTC(ライトコイン)
MASK(マスクネットワーク)
MATIC(ポリゴン)
MKR(メイカー)
NEO(ネオ)
OAS(オアシス)
OP(オプティミズム)
OKB(オーケービー)
PLT(パレットトークン)
QTUM(クアンタム)
SAND(サンドボックス)
SHIB(シバイヌ)
SOL(ソラナ)
SUI(スイ)
TON(トンコイン)
TRX(トロン)
XLM(ステラルーメン)
XRP(リップル)
XTZ(テゾス)
ZIL(ジリカ)
公式HP OKJ | オーケージェー | 暗号資産・ビットコイン取引所(旧 OKCoinJapan|オーケーコイン・ジャパン)

【ステップ2】メタマスクやファントムなどのウォレットへ元手を移動・交換

ETHを手に入れたら、次にイーサリアムチェーンを基盤にした「メタマスク」や、イーサリアムの処理速度の遅さなどの課題を解決するために開発されたブロックチェーンプラットフォームである「ファントム」などで「仮想通貨ウォレット」を作成し、そこに元手であるETHを「Arbitrum(アービトラム)」ネットワークを通じて送金しましょう。

ウォレットの作成方法はいたって簡単で、メタマスクの場合なら公式HPに入場し、トップ画面にある「Download」を選んでGoogle Chromeのウェブストアに移動し「chromeに追加」をクリックすれば、自身のPCのGoogle Chrome拡張機能にMetaMaskが追加されます。

その後、Webブラウザ上で自動的に開いたページ上で「ウォレットを作成」を選ぶと、ユーザーの使用状況データの一部を収集している旨が示されるので、内容をよく確認して問題がなければ「同意する」をクリックし、最後にパスワードを設定すればウォレット作成は完了です。(同意しなくても仮想通貨ウォレットは問題なく作成可能)

【ステップ3】交換した仮想通貨を用い分散型取引所(DEX)でミームコインを購入

最後に、「Uniswap」など目当てのミームコインを取り扱っている分散型取引所(DEX)にステップ2で作成・元手のETHを送金しておいた仮想通貨ウォレットを接続し、希望のミームコインをスワップすればミームコイン購入完了です。

なお、まだそれほど数が多いとは言えませんが、一部の有名なミームコインについては以下の通りすでに国内取引所に上場している銘柄もあるため、これらであれば上記の手順を踏むことなく、直接日本で簡単にミームコインを買うことができます。

  • ドージコイン・・・GMOコイン、bitbank、SBIVCトレード
  • 柴犬コイン・・・SBIVCトレード、BITPOINT
  • モナコイン・・・GMOコイン、bitbank、コインチェック

ミームコインを国内で購入する時の注意事項

次に、DEXを利用し国内でミームコインを購入する際、注意しておくべき3つのポイントについて、整理しておきましょう。

ニセモノ注意

スリッページ対策

ハイリスクの認識

ニセモノのミームコインを掴まされないよう確認する

現在、仮想通貨市場はその中心を担うビットコインのマイニング報酬を半分に減らすことで、流通量の増加を抑制し希少性を高める「半減期」が2024年4月に訪れたことを受け、仮想通貨全体の取引が活発化しています。

それに伴い、新たなミームコインも数多く誕生していますが、中には価値のない「粗悪品」や「ニセモノ」も少なからず存在し、当然ながらそれらを掴まされてしまうと、大きな損失を被ってしまう可能性があるのです。

ミームコインの発行と運営を手掛けている開発者側は、その銘柄の開発目的・技術概要・ロードマップなどを詳細に記した「ホワイトペーパー」という資料を公開しているので、俺を事前にチェックして信頼性を判断基準にすると良いでしょう、

また、活発に活動しているコミュニティを持っている、あるいは活動内容などを迅速かつ明確にXやDiscordなどの公式SNSアカウントを通じ発信していれば、ある程度そのミームコインは信頼性が高いと判断できます。

さらに、ホワイトペーパーやコミュニティが存在しないのはもちろんのこと、知名度の高いミームコインを悪用し、個人の財産や情報を不当に搾取しようと狙う輩も紛れ込んでいるので、いわゆる無料配布に当たる「エアドロップ実施!」などといった情報を目にしてもすぐに飛びつくのではなく、公式アカウントやコミュニティの発表を確認してから、行動の移すよう心がけましょう。

スリッページを抑制する対策をとる

スリッページとは、注文発注時のレートと実際に約定したレートの間に「ズレ」のことで、例えばあるミームコインを1コイン100円で購入しようと注文したにもかかわらず100.5円で約定することがあり、 このような場合は「0.5円」がスリッページとなります。

スリッページが発生し実際の取引価格が予想よりも大きく変動してしまうと、想像していた以上に利益が目減りしたり、反対に損失が拡大してしまうことがあるので厄介ですが、流動性が高い取引所を選ぶことでスリッページを最小限に抑えることができます。

流動性データを集約して提供するダッシュボードである「Coingecko」や「CoinMarketcap」なら、流動性が高くスリッページの影響を受けにくいDEXが否かを確認できるので、ぜひ活用してください。

投機・投資資産としてハイリスクであることをよく理解しておく

ミームコインは価格が乱高下しやすく、ミームコインの元祖として2021年に人気を集めたドージコインは、イーロン・マスク氏の影響で価格が急騰し多くの仮想通貨符号を生みましたが、その後数ヶ月で大きく下落し多くの投資家を失望させました。

このように、ミームコイン投資は一種のギャンブル的要素も強いため、少なくとも仮想通貨取引・トレーディングに不慣れなうちは日常生活や貯蓄などに支障の出ない程度の余っている資金で、良くも悪くも楽しみや趣味の範囲の「ゲーム感覚」で、購入・取引したほうがいいと考えています。

話題のミームコインとは?購入にあたって知っておくべき特徴など

話題になっているから手元に置いておきたい、ぜひ購入したいという気持ちはよくわかりますが、ミームコインがどんな仮想通貨でどのような特徴とメリット・デメリットがあり、将来性があるかどうかなどを知らずに購入するのは少々危険です。

そこでここでは、ミームコインの購入に先だって知っておくべき基礎知識を、以下の項目に沿ってまとめてみました。

ミームコインとは

ミームコインの特徴と存在意義

長所と短所

ミームコインの将来性

きっかけはジョーク?ミームコインの誕生と成長の歴史

ミームコインは、ネット上の話題やキャラクター、時に実際の人物や出来事などのパロディや風刺的・批判的ユーモアに基づき開発された仮想通貨で、仮想通貨黎明期の2013年12月にローンチされた「ドージコイン」がその元祖だと言われています。

ドージコインの流通と発展を受け次々と新たな銘柄が誕生しており、2021年10月時点で約124のミームが乱立しており、その多くが発行枚数に制限がないもしくは膨大なため、ジョークや洒落から生まれた存在でありながら、今や仮想通貨市場全体に多大な影響を与えるジャンルに成長しています。

コミュニティ繁栄や話題性を重視

従来の仮想通貨は不特定の者に対象として代金の支払い・決済等に使用でき、かつ日本円や米国ドルなどの法定通貨と相互に交換し合うことで市場を形成していく役割を帯びています。

一方、ミームコインは同じ役割を持ちつつもビットコインやイーサリアムのような実用性の高い仮想通貨とは異なり、どちらかと言えば楽しさやユーモア、コミュニティ発展を重視しているのが特徴です。

価格変動が大きいためチャンスもリスクも混在する

前述したとおり、ミームコインは発行枚数に制限がないもしくは膨大で、それこそ電子マネーの如く誰にでも購入・交換や代金の支払い・決済等に使用でき、法定通貨と相互交換可能なのにもかかわらず、楽しさ・ユーモア・コミュニティ発展を重視しています。

そのため、時に仮想通貨の流通が世の中に認められより円滑になっていくことを示す取引所への上場はもちろんのこと、時に現職アメリカ大統領や世界的大富豪・実業家など、ミームコインと関係の深い有名人・著名人・経済人のSNS上でのちょっとした発言や行動だけで、名前の挙がったミームコイン銘柄の価格が高騰することもあります。

事実、過去に1000倍以上価格が高騰した仮想通貨銘柄のうち、約90万倍もの値上がりを見せた「柴犬コイン(SHIB)」、約10万倍の「ペペコイン(PEPE)」、約6300倍の「ドージコイン(DOGE)」はすべてミームコインです。

柴犬コインが過去に記録した「約90万倍」と言えば、わずか120円分の柴犬コインを持っていた方が一瞬で「億り人」になるレベルですから、多くのトレーダーがミームコインを「チャンスと夢の詰まった仮想通貨」として大注目しているのも無理はありません。

一方で、利益確定や市場全体の調整の影響はもちろん、わずかなセキュリティスキャンダルや世界的な政治・金融不安、そして有名人や著名人の湯容易な言動などによって、ミームコインの価格は大暴落するリスクもあります。

実際にCoinMarketCapのデータによれば、2024年12月1日時点でミームコイン全銘柄の時価総額は1201億4000万ドル、12月9日には1370億6000万ドルに達していたが、12月23日には926億7000万ドルまで急落し、月間で32.38%・時価総額にして443億ドルもの大暴落を記録しています。

このように、技術的な優位性や経済的な利用価値ではなく、ユニークなジョークなどといった話題性や、コミュニティの発展・娯楽性を優先する傾向にあるミームコインには、瞬時に「億り人」を生み出す魅力とメリットがある反面、真偽のはっきりしない情報に踊らされ思わぬ大きな損失を負ってしまうリスク・デメリットもあるということを覚えておくべきです。

話題性だけ?ミームコインに将来性はあるのか

前述した通り、投機・投資資産としてみると「ハイリスク・ハイリターン」と言わざるを得ないミームコインですが、既にある程度市場が形成され時価総額が膨大となり、参入障壁も高くなったビットコイン・イーサリアムなどと比べ、わずかな資金でトレーディングを始められるのがメリットです。

ゆえに、今後も若い世代や仮想通貨取引に興味のなかった初心者が参入することも大いに予測されるため、参入者増加・参入層拡大による中痛と普及が進みミーム市場全体が活性化して、時価総額も膨らんでいく可能性つまり投機・投資資産としての将来性は十分あると考えています。

ただし、わずかな出来事で価格が乱高下しやすいのは確かなため、貯蓄資産としては不向きと言わざるを得ませんし、投機・投資資産として運用するのであれば、正しい知識を事前に仕入れ銘柄をよく吟味したうえで、保有した銘柄に関するわずかな情報・出来事も見逃さないようアンテナを張り、素早く行動することが大切になるでしょう。

日本でミームコインを買うならこれ。ドージコインや柴犬コインなど代表的でおすすめのミームコイン銘柄4選

インターネット文化、そして「Web3.0」と呼ばれる仮想通貨取引・ブロックチェーン経済の普及と合わせて広がりを見せてきたミームコインには爆発的な成長を遂げた銘柄も存在し、特に有名で現在仮想通貨時価総額の上位につけている主な銘柄は以下の通りです。

名称 シンボル 発行年 現在の時価総額 特徴
ドージコイン DOGE 2013年12月 $38,500,410,926 2013年にライトコイン技術をベースに開発されたミームコインで、GucciやスペースXなどの企業から決済手段として採用され話題となり、トレーダーからの引き合いも強い、ミームコインの元祖的存在。
柴犬コイン SHIB 2020年8月 $9,328,663,456 ドージコイン(DOGE)から派生した犬系コインの1つで、イーサリアムブロックチェーン上で発行されており、目的もなくただただジョークとして作られたが、話題性が高まったことでシバイヌを用いたNFT、DEX(分散型取引所)などの開発が進んでいる。
ペペコイン PEPE 2023年4月 $4,042,019,051 インターネットミームとして有名なの「PEPE the Frog」がモチーフの仮想通貨。
トランプコイン TRUMP 2025年1月18日 $3,496,770,157 2025年1月18日その名の通りアメリカのトランプ大統領が、自身のイメージをモチーフにローンチしたミームコインで、発行が再選の数日前だったため仮想通貨市場で大きな注目と関心を集め、 価格の急騰と市場倫理的な議論を巻き起こした。
ボンクイヌ BONK 2022年12月 $1,309,146,410 ソラナブロックチェーン初の犬系ミームコインで、2023年には100倍以上の価格上昇をし注目を集めた。
Floki Inu FLOKI 2021年7月 $917,402,007 あのイーロン・マスクが飼っている愛犬の名に由来して作られたミームコインで、メタバースやNFTなどのプロジェクトを展開。
dogwifhat WIF 2024年1月18日 $660,142,200 ソラナをベースとして開発されたミームコインで、ニット帽をかぶったニット帽をかぶった柴犬のアイコンが有名。

中でも「日本で買うならこれ!」という、おすすめのミームコインを4銘柄紹介しておきましょう。

※価格・時価・時価総額ランキングはすべて2025年2月14日現在「CoinMarketCap」調べ

イーロン・マスクの発言に注目!「ドージコイン(DOGE)」

名称 ドージコイン
ティッカーシンボル・通貨単位 DOGE
ローンチ時期 2013年12月
発行上限 なし
コンセンサスアルゴリズム プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
価格 ¥39.94
時価総額 ¥5,914,008,541,095.72
時価総額ランキング 8位
公式HP Dogecoin – An open-source peer-to-peer digital currency

2021年、イーロン・マスク氏をはじめとするインフルエンサーの影響で価格が高騰し有名になったドージコインは、2013年12月にソフトエンジニアだった2名の開発者がローンチしたミームコインの先駆け的存在で、発行当初は当時まだ草創期で価格の来航毛が非常に激しかった、仮想通貨の元祖と言えるビットコインを風刺・茶化すことを目的に作られたジョークコインでした。

とは言え、ライトコインから派生しており中央の管理者がいなくても信頼性・スピード感を保ちつつ運営可能な「プルーフ・オブ・ワーク方式」を採用するなど非常に技術的に高水準で、高速かつ確実に低コストで運用できたことから、GucciやスペースXなどの企業が決済手段として採用されており、執筆現在では仮想通貨全銘柄中8位の時価総額を誇っています。

また、発行枚数に限りのあるビットコインなどの「デフレ型の仮想通貨」と異なり、発行枚数の制限のないインフレ型の仮想通貨であることも大きな特徴で、価格が安く流動性が高いことからSNSなどで活動している配信者やクリエイターに、「投げ銭」として送られることも多い、人気のミームコインです。

キャラクターが可愛すぎる!「柴犬コイン(SHIB)」

名称 柴犬コイン(Shiba Inu)
ティッカーシンボル・通貨単位 SHIB
ローンチ時期 2020年8月
発行上限 1000兆
コンセンサスアルゴリズム ERC-20(イーサリアムに準拠)
価格 ¥0.002495
時価総額 ¥1,470,596,574,089
時価総額ランキング 15位
公式HP Shibtoken

柴犬コインは、ネットやSNS上のミーム画像である柴犬をモチーフ・シンボルとする銘柄で、2020年8月に「Ryoshi」というペンネームの開発者がローンチしました。

根幹である「SHIB」以外にも、ステーキングすると報酬が得られる「LEASH(首輪)」と、保有することでコミュニティの運営に関わる投票への参加権利を得られる「BONE(骨)」という、計3つのトークンによってエコシステムが支えているのが特徴で、いずれもイーサリアムチェーンのトークン規格である「ERC-20」に準拠し構築されています。

2021年、イーロン・マスク氏の同じ柴犬がモチーフである「ドージコイン」に対するツイートをきっかけに価格が急騰し世界中から注目を集め、以降はその影響から長らく下落トレンドが続いていますが、2025年2月時点ではやや上昇傾向にあり、今後は安値圏から転換し再び上昇気流に乗るのではないか、と期待されている銘柄の一つです。

透明性の高さが人気の秘密「ぺぺコイン(PEPE)」

名称 ぺぺコイン
ティッカーシンボル・通貨単位 PEPE
ローンチ時期 2023年4月
発行上限 420兆6900億PEPE
コンセンサスアルゴリズム ERC-20(イーサリアムに準拠)
価格 ¥0.001501
時価総額 ¥631,865,131,052.36
時価総額ランキング 30位
公式HP PEPE

2000年代、米国を中心として流行したウェブ漫画に登場する「Pepe the Frog(ぺぺザフロッグ)」というカエルのキャラクターをモチーフに、2023年4月17日発行されたミームコインがこの「ぺぺコイン(PEPE)」です。

知名度抜群の人気漫画キャラがモチーフになっている分、今回紹介している他のコインよりさらに話題性や趣向性が強く価格に影響するのが特徴で、SNSでの拡散や著名な投資家・インフルエンサーの支持を受けることで価格上昇しやすく、ローンチ当初の価格は「$0.000000001」でしたが、2023年5月5日にはDEX上でローンチ価格の約4,354倍にあたる当時の最高値「$0.000004354」を記録しています。

もちろん、イーサリアムブロックチェーンをベースとした技術面や、コミュニティの結束度・信頼性も高く、現在進行中のDeFiプロジェクトとの提携の進展次第では、流動性プールやステーキングの対象として採用される可能性があり、もし実現すれば大飛躍することも考えられます。

アメリカ大統領の発言・行動に注目!「トランプコイン(TRUMP)」

名称 トランプコイン
ティッカーシンボル・通貨単位 TRUMP
ローンチ時期 2025年1月18日
発行上限 10億TRUMP
コンセンサスアルゴリズム ソラナブロックチェーン
価格 ¥2,495.06
時価総額 ¥499,080,934,928.37
時価総額ランキング 37位
公式HP The Official Trump Meme | GetTrumpMemes

その名が示す通り、アメリカ大統領として再選を果たしたドナルド・トランプ大統領が、2025年1月18日に自身のイメージをモチーフにローンチしたミームコインが「トランプコイン(TRUMP)」です。

自らがミームつまりジョークコインのモチーフになることで、米国を「地球上の仮想通貨の中心地」にするトランプ大統領の強い意向を示しており、高速なトランザクション処理と低い手数料で知られるソラナブロックチェーン上で構築されています。

ローンチされるや否や価格が高騰し、現在では時価総額は約4990憶円・時価総額ランキングでも37位につけていますが、トランプ氏関連企業のがトークンの80%を所有しており、取引収益の大半を受け取ることになっていることから、大統領の地位を利用した利益相反との指摘も絶えない、良くも悪くも何かと話題性の強いミームコインです。

日本初のミームコイン「モナーコイン(MONA)」

名称 モナーコイン
ティッカーシンボル・通貨単位 MONA
ローンチ時期 2014年1月
発行上限 1億512万MONA
コンセンサスアルゴリズム プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
価格 ¥38.90
時価総額 ¥2,557,462,444.22
時価総額ランキング 919位
公式HP Monacoin project

最後の紹介する「モナーコイン(MONA)」は、アスキーアートとしてあまりにも有名な「モナー」をデザインに用い、ライトコイン(LTC)を基盤に「Mrワタナベ」と呼ばれる人物の手で開発され、2014年1月1日に正式ローンチされた、日本初そして日本発のミームコインです。

2チャンネルで原案・企画されただけあって、国内のサブカルチャーのプラットフォームで、配信者やクリエイターへの「投げ銭」として用いられていることが多く、日本での人気と知名度と比較し世界的には無名に近く、時価総額ランキングを見ても919位とそれほど宅はありませんが、良くも悪くもミームコインの中では比較的価格安定型なのが特徴です。

また、NFTの発行や売買が可能だったり、Bitcoinmall(ビットコインモール)」では、ネットショッピングを楽しむことができることから、投機・投資資産としてはともかく、国内流通・決済用の仮想通貨としての機能は十分に果たしてくれそうです。

ミームコインの買い方に関するよくある質問とQ&A

最後に、ミームコインの買い方に関するよくある質問や疑問点を、その回答とともにいくつか紹介しておきますので、参考にしてみてください。

Q:ミームコインとは何ですか?

A:ミームコインとは、社会・政治・経済などに対する風刺的・批判的な意見や、インターネットやSNS上でよく使われているジョーク・スラング・ウィットなどをモチーフに、ユーモアを交えて開発した仮想通貨・暗号資産銘柄の事です。代表的なものとしてはミームコインの元祖ともいえる「ドージコイン」や、それから派生した犬系コインのはしりである「柴犬コイン」などがあり、他の仮想通貨と違って明確な用途がなく、話題性やエンターテインメント性を重視しているため、価格の乱高下は激しく投機性が高いのが特徴です。なお、ミームとは「Internet meme(インターネットミーム)」というネット用語を省略した言葉で、ネットを介し動画・画像・表現・言葉・情報などが模倣を繰り返しながら、広く拡散されていく様子・現象を指します。

Q:ビットコインを1番持っている会社は?

A:法人として把握されている中では、1989年にマイクル・セイラーによって設立され、アメリカ・バージニア州・タイソンズコーナーに本社を構える「マイクロストラテジー」という独立系の大手ビジネスインテリジェンス企業が。2024年2月現在約174,530コイン・推定91億ドル相当のビットコインを保有しているのが最高です。

Q:ぺぺコインは何倍になりましたか?

A:2000年代に米国を中心として流行したウェブ漫画に登場する「ぺぺザフロッグ」というカエルのキャラクターをモチーフに、2023年4月17日発行された際のぺペコインの初期価格は「0.000000001ドル」でした。しかし、同年5月にバイナンスへ上場されたのを機に急上昇し、「約4000倍」となる「0.0000043ドル」に達し、世界中のトレーダーから注目を集めました。その後も、同年7月には投資家の利益確定や市場全体の調整の影響で「0.0000013ドル」と約3分の1まで下落し、8月にはぺぺコインのセキュリティ問題が発生し、16兆トークンが盗まれる事件が起こると価格は大暴落し、一時はPEPEプロジェクト存続すら危ぶまれました。ただ、トークンの開発者や採掘者が流通しているトークンやコインを流通から排除する「トークンバーン」を行ったことなどにより活気を取り戻し、2024年・2025年に入ってもミームコインらしく短期で頻繁期価格の乱高下を繰り返しています。

Q:仮想通貨で1000倍になった銘柄は?

A:過去、1000倍以上に価格が高騰したことのある仮想通貨は、高騰時の倍率が高いものから順に以下のようになっています。

  • ビットコイン(BTC)・・・ 約120万倍
  • 柴犬コイン(SHIB)・・・ 約90万倍
  • ペペコイン(PEPE)・・・ 約10万倍
  • イーサリアム(ETH)・・・約9000倍
  • バイナンスコイン(BNB)・・・ 約6700倍
  • ドージコイン(DOGE)・・・ 約6300倍
  • リップル(XRP)・・・約1100倍

Q:国内取引所でもミームコインは買えるの?

A:はい。日本生まれのミームコインであるモナーコインはj目、時価総額の大きく知名度も高いドージコイン・柴犬コインなどといったいくつかの銘柄は、GMOコイン・bitbank・SBIVCトレードなどに上場しており、日本円で直接購入できます。

Q:ミームコインを分散型取引所で購入するメリットは?

A:比較的新しいミームコインやマイナーなコインは、UniswapやPancakeSwapといった分散型取引所(DEX)でしか取り扱われていないことが多いため、予算・好み・目的に合ったミームコインの探し方としても便利です。また、DEXには管理者(仲介者)が存在しないため、手数料が低いのが最大のメリットです。