また欧米で始まりそうな一つの潮流は、モバイル・デバイス向け周辺機器とコントローラーだ。多くの企業が、タブレット端末向けハードコアゲームのコントローラー開発に参戦するだろう。Wikipadは、革新的な第一歩を踏み出したコントローラーの代表格だ。AndroidでGrand Theft Auto IIIをプレーすることが可能となった。コントローラーの登場によって、コアゲームがカジュアルゲームとともに、同じ端末でプレーされるようになるという動向は、今後も続くであろうと推測している。
もうひとつの懸念点は、Ouyaがゲームをリビングへ、TVへ、という考えのもと開発されているとはいえ、ゲームは確実にポータブルへと向かっていることだ。携帯端末向けにデザインされたGoogle Play 作品を、持ち運び不可能なTVで遊ばせるOuyaは、今の流れとは真逆の方向に進もうとしている。Wii Uのスクリーンコントローラーさえも携帯型に変化しようとし、毎日何千ものタブレット端末が売れているのだ。Ouyaは業界にサプライズをもたらしはするだろうが、長い目で見た場合に、市場での競争力を保つにはポータブルでの展開を考えざるを得ないだろう。