経営難が伝えられていたTHQは本日、同社の一部資産をプライベート・エクイティ・ファンド Clearlake Capital Groupに売却することで契約を締結し、あわせて現在の経営陣が退陣せず会社の再建に取り組むDIP型の連邦倒産法第11章を申請していたことを明らかにしました。
裁判所への提出書類や公式声明によれば、Vigil、Relic、Volition、THQ Montrealといった4つの開発スタジオと製作中のゲーム、ソースコード、さらにCrytekやSouth Park Digital Studios、4A games、Obsidian、Turtle Rockとの契約など、一部資産が今回Clearlake Capital Groupへと売却。現在THQの資産は2,048億ドル、各社への債務は2,481億ドルとなっており、今回の売却では6,000万ドルを獲得したことが明らかにされています。
売却されたとして名の挙げられた開発スタジオは、『Saints Row』のVolition、『Darksiders』のVigil、『Company of Heroes』のRelci。またObsidianはRPG版『South Park』、Crytekは『Homefront 2』、THQ Montrealはオリジナルタイトル、初代『L4D』で知られるTurtle Rock Studioは最新作を開発中とされていました。