<Fresvii AppSteroid1.0の概要>
AppSteroid 1.0では、GUIを大幅に変更し、主に以下の機能の充実を図りました。
1. ユーザー新規獲得機能
コミュニティタブやアプリギャリータブに広告やアプリコミュニティの情報を表示して新たなユーザーを獲得できるようになりました。
2. ユーザー送客機能
主にアプリギャラリータブで他のアプリの紹介ができるようになりました。アプリギャラリータブは、自社アプリのユーザー送客用に利用したり、タブを解放して他社ゲームの情報を掲載したりすることができます。
3. イベント管理機能
ユーザーに対し、簡単にゲームイベントの紹介ができるようになりました。またイベントは、一つのゲームに対して複数持つことができ、リーダーボードと連動させることもできます。イベントの開催や終了はWebコンソール上から簡単に管理することが可能です。
4. マルチリーダーボード機能
一つのゲームに一つだけのスコア情報のみではなく、複数のスコア情報を持てるようになりました。例えば一つのゲームで、最高スコア、最高クリアマップ数、最高レベル等、それぞれの結果に対してリーダーボードを持つことができます。
5. ゲーム統計機能
ユーザーのゲーム統計情報をプロフィールページから見られるようになりました。起動回数や起動時間、その他デベロッパーの設定によってレベルや最高スコア、勝率等を表示されることができます。
6. メッセージングサービスの充実
スタンプ機能を利用できるようになりました。また、ボイスチャット機能の品質を改善しました。
これでAppSteroidは、主に以下の機能を集約したサービスとして新しく生まれ変わりました。
・ソーシャルサービス機能
・ユーザー新規獲得機能
・ユーザー送客機能
・ゲーム特化機能
・バックエンドサービス機能
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<Fresvii AppSteroid1.0へのアップデート>
さて、次は前バージョンから1.0へのアップデート方法について説明します。
(新規インストールの場合は、何も気にせず第2回の記事の手順でお進めください)
アップデートの場合は、既にインストールしているSDKが「ボイスチャット有り(With VoiceChat)」なのか「ボイスチャット無し(Without VoiceChat)」なのかという点をご注意下さい。ボイスチャットの有無が前バージョンと変わる場合、インストール後の設定作業が変わってきます。
既にインストール済みのSDKがどちらであったか忘れてしまった、さらにはインストールしたSDKのパッケージも残っていない、という場合は、以下の方法で確認して下さい。
●インストール済みSDKのボイスチャット有無の確認方法
Unityプロジェクトデータの「Assets/Plugins/Android」をエクスプローラで開き、その中の「.dll」という拡張子がついたファイルをご確認下さい。このファイル名が「AppSteroidWithVoiceChatAndroid.dll」であれば「ボイスチャット有り」、「AppSteroidAndroid.dll」であれば「ボイスチャット無し」ということになります。
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今回のサンプルデータは、第2回記事と同様「ボイスチャット有り」のデータをインストールしています。そして、「ボイスチャット有り」でアップデートします。
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「ダウンロード」ページでダウンロードしたSDKパッケージ(appsteroid-unity-with-voicechat-1.0.0.unity5.unitypackage)をダブルクリックし、データをインポートします。
インポート後にエラーが出ていなければ正常にアップデート完了です。
見た目で変わっている点としては2点のみです。まず左上のメニュー項目が少し増えていますが、通常は前バージョンまで同様「Fresvii」メニューだけを使っていただく形になります。
前バージョン(0.7.3)
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新バージョン(1.0.0)
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もう一点は、ビルド対象のシーンが一つ増えている点ですが、これも開発上は特に気にしなくて問題ありません。
前バージョン(0.7.3)
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新バージョン(1.0.0)
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<アップデート時のエラーへの対応方法>
Unity5でインポート直後に以下のようなエラーが出る場合があります。
Assets/Fresvii/AppSteroid/GUI/Scripts/FresviiGUIChat.cs(406,161): error CS0234: The type or namespace name `Error' does not exist in the namespace `Fres-vii.AppSteroid.Models'. Are you missing an assembly reference?.....
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この場合は、以下のような対応を行って下さい。
(1)「Assets/Plugins/Android/」以下のディレクトリに、「.dll」の拡張子がついたデータが2つできている場合、その両方を削除してください。
例;「AppSteroidWithVoiceChatAndroid.dll」と
「AppSteroidWithVoiceChatAndroid 1.dll」
※同じファイルで「1」がついている。
同様に、「Assets/Plugins/iOS/」以下の以下のディレクトリに、「.dll」の拡張子がついたデータが2つできている場合、その両方を削除してください。
例:「AppSteroidWithVoiceChatIOS.dll」と「AppSteroidWithVoiceChatIOS 1.dll」
この場合、Unityの「Project」内では以下のようになっているはずです。
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(2)AppSteroid の該当パッケージを再度インストールしてください。インポート後、エラーが出ていなければ正常にアップデートが完了です。
その他のエラー、あるいはボイスチャット有無変更してのアップデートなどについては、「アップデート」ドキュメントをご覧ください。
さて、アップデートがうまくいったところでAndroid用にビルドしてみます。
1.0ではアプリギャラリーが最初に現れる画面に設定されていますが、前回記事でスタート画面に設けた「Community」ボタンをタップすると、新しいゲームコミュニティ画面が現れます。
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投稿された情報やアプリ情報、イベント情報など、コミュニティを活性化させるための情報公開の場となりました。もちろん、あなたのアップした情報もここに表示されます。
さて、次回はそこそこ人気の高い機能、「リーダーボード」の実装を行いたいと思います。