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Genvid Entertainmentは現地時間5月5日、同社がFacebook Gaming限定で提供するアーケードゲームの名作『PAC-MAN』にソーシャル性を追加した『PAC-MAN COMMUNITY』を正式ローンチすると発表しました。本作は既に4ヶ月間のオープンベータを実施していましたが、期間中には600万以上のユーザーにプレイされ、ユーザー作成のメイズ(迷路)は16,000個以上に達したことも発表されています。あわせて新機能の追加もアナウンスされています。
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本作は、2~4人での協力プレイモード、簡単にメイズを作成できるツール、お気に入りのFacebook Gamingクリエイター(動画配信者)のマッチに直接参加できる機能などを備えた、往年の名作アーケードゲームにソーシャル機能を追加したゲームで、『Rival Peak』でFacebook Gamingを席巻したGenvidによる新たな試みとして注目を集めています。
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バンダイナムコエンターテインメントのパックマン&グローバル課マネージャーを務める金子実緒氏は、「『PAC-MAN COMMUNITY』では、色々な方法でパックマンのファンとシェアしたり交流することができ、私たちの代表作PAC-MANの数ある後続タイトルの中でもユニークなゲームです。友達と一緒に遊ぶ楽しさやワクワク感、自分で作ったメイズ(迷路)の共有、さらにはWATCHモードでパックマンを助けたり邪魔したりと、この40年以上にわたって多くの世代に愛されてきたシングルプレイの名作に、コミュニティ要素とコラボ要素を溶け込ませました」と本作を評しています。
また、正式ローンチにあわせ、コミュニティ・アチーブメント(Community Achievements)、時計モード(Clock Mode)、AIプレイヤー(AI Companions)などの新機能が追加されることも発表されました。詳細は以下の通りです。
コミュニティ・アチーブメント(Community Achievements): Watchモードに新しいアチーブメントシステムを導入します。設定されたマイルストーンをコミュニティとして達成すると、メイズクリエーターで使える新アイテムがアンロックされます。これにより、コミュニティの人々がユーザーメイズをより多彩な方法で作成したり装飾したりできるようになります。アチーブメントのカテゴリーは以下の通りです。
食べたパワークッキー/ゴースト/フルーツの数
使用したワープトンネル数
クリアしたメイズ数
AIプレイヤー(AI Companions):協力モードでは、実際のプレイヤーとのマッチングを待つ代わりにAIのパックマンをプレイヤーとして参加させることで、即時にゲームを始めることができるようになりました。
時計(Clock):WATCHモードに新しく時計機能が追加されました。WATCHモードはコミュニティ全体が24時間365日リアルタイムでパックマンやゴーストを助けたり邪魔したりする視聴者参加型のユニークなモードですが、時計を大きく表示しながらAIのアクションを楽しむことができるようになりました。
さらに、ゲーム関連の非営利団体への寄付を中心としたチャリティ活動「PAC-MAN COMMUNITY Cares」という新たな取り組みも発表されています。PMC Cares初のプロジェクト、New York Video Game Critics Circle(ニューヨーク・ビデオゲーム批評家協会)カスタムメイズ作成プロジェクトは、メイズ作成を通して恵まれない若者たちにゲーム開発の一端を体験してもらうという試みになるということです。