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Valveは、PCゲームプラットフォーム「Steam」上で、定期的に更新される各地域での推奨価格の定期的な更新を開始しました。また、価格設定を簡単にする開発者向けツールも公開されています。
Steamでゲームを配信するパブリッシャーおよび開発者は、Steamに対応するあらゆる通貨ごとに価格設定ができます。しかし、各地域での理想的な価格を調査して設定するのは難しく、これまでは米ドルを基準に各国価格を自動的に算出する機能が提供されていました。
前回の記事でお伝えした「各地域での推奨価格」の定期的な更新が適用されることにより、為替レートに加え購買力や消費者物価指数などをValveが総合的に判断し、あらゆる経済の変化に対応した有用な基準にするとしています。なお、この機能はゲーム価格を自動的に為替基準で改定してしまうものではなく、ツールで示される推奨価格を変更するもの。値上げを行った場合はすべての地域で28日間、割引のクールダウンが発生するとのことです。
また、Valveも新しい推奨価格に合わせてゲーム価格を更新していく予定だといいます。円安が続く日本では、SNSで度々話題になる“『Portal』99円”は見納めになってしまうかもしれません。