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Xboxのボスであるフィル・スペンサー氏は、海外メディアThe Wall Street Journalの配信番組にイベントに登壇し、Xbox Game Passの収益や今後の値上げの可能性などについて語りました。
スペンサー氏によると、Xboxが展開しているゲームサブスクサービス「Xbox Game Pass」は黒字で、Xboxコンテンツ・サービス全体の収益を15%占めているとのことです。一方で、全体の収益が成長するという考えから、収益の50%~70%がXbox Game Passからの収益になるといった状態は想定していないという見方も示しています。
Xbox Game Passはコンソールでは成長が鈍化していますが、PCにおいては大きく成長しているとのこと。PC Game Passの契約者は前年比で159%増加したほか、モバイルなどでXbox Cloud Gamingを利用した人は今年前半の1,000万人から、1年以内に2,000万人を超えています。
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さらにXboxのサービスに関する価格設定についても語られました。ライバル機であるPS5が5,500円ほどの値上げを実施したことが話題になりましたが、XboxコンソールおよびXbox Game Passは今のところ値上げされていません。
スペンサー氏はホリデーシーズンに向けて現在の価格を維持することが重要であるとする一方で、「いつまでもこの価格で販売し続けられるとは思わない」と将来的な値上げの可能性も示唆しました。