フランスの通信キャリア大手であるOrangeは、来たるべきLTE時代を見据えたサービスとして高画質のスマートフォン向けのゲームサービスのデモ展示を行っている。これは日本のブロードメディア傘下Gクラスタ・グローバルの技術を採用したもの。ブース担当者によれば、現在フランスでのLTEサービスはトライアルの段階で実際のサービスはこれからとなるが、各社の取り組みは始まっている。Orangeブースでのクラウド型ゲームもそのひとつだ。ゲーム自体は、カーレースのシミュレーション型で、特別目新しいものではないが、デモをみる限りでは、遅延や画面が止まるといったことはなかった。ゲームのロジック部分やグラフィックスのレンダリングもすべてサーバー側で行い、端末はLTEに対応していればスマートフォン、タブレットなど問わない。端末のセンサー類も認識できるので、タッチインターフェイスやジャイロセンサーにより端末を傾けたりする操作のゲームも実現可能。担当者は、このようなクラウド環境によるゲームやサービスの配信をなるべく早く実現させたいが、普及はインフラ整備や周辺環境が整ってからだろう述べた。それはいつごろになりそうか、との質問には「わからない」との答えだった。
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