RADゲームツールズは、多数のゲームで実績のあるビデオコーデックの新バージョン「Bink 2」をリリースしました。「Bink 2」では「Bink 1」と同等の映像品質を約1/2から1/3の圧縮データレートで実現可能。また、新たに採用されたSIMDコードジェネレーターは、全解凍インストラクションの70〜80%をSIMD化することで、高速化を達成。2コア スケーリングの効果も加えると「Bink 1」と加えてトータルで2〜4倍高速な解凍処理が可能となっているとのこと。さらに「Bink 2」のデコーダーには高度なデブロッカが組み込まれていて、厳しいデータレート環境でもブラーリーな画質状態にフォールバックさせることで目障りなブロックノイズの発生を抑えるよう設計されているとのこと。RADゲームツールズのジェフ・ロバーツ社長は「開発者の皆さんが、高解像度でリッチな画質のビデオ表現をゲームで実現していただけるように、今回あらゆる改良を加えました。Binkユーザーの皆さんに気に入っていただけるビデオコーデックを開発できたと信じています」とコメント。「Bink 2」はWindows、Mac、Linux、Xbox 360、PS3とx86ベースのプラットフォームをサポートしており、その他のプラットフォームも順次追加予定。試用SDKも無償提供が可能だとのこと。「Bink 1」に関しても引き続き提供を行うとしています。