マイクロソフトのCEOとして経営を指揮してきたスティーブ・バルマー氏が、公式サイトにて今後12ヶ月以内にもCEOの座を退くことを明らかにしました。
この12ヶ月間でマイクロソフトはバルマー氏の後継者を選び出す予定で、それまでは同氏がCEOの役職とマイクロソフトの指揮を続けていくことになっています。取締役会は今回のプロセスを実行するための特別委員会を立ち上げており、外部と内部どちらからも次期CEOの候補者を探す予定とのこと。
バルマー氏は「この手の移行に完璧なタイミングなどありはしないが、今が適切な時期だ」と発表内にてコメント。以前よりマイクロソフトにて進められている“デバイス&サービス”の会社へ向かう変革を行っていく中で、当初から変革の中期頃には退職の発表を行うつもりであったと明かしており、今回のCEO退任は元より考えられていた計画であるとしています。
マイクロソフト社内では今年7月にも大規模な組織再編が発表され、社内をOS、アプリケーション、クラウド、デバイスに象徴された4部門へと分類。Xbox事業はデバイス部門とOS部門へ再編されることが明らかにされていました。今回のCEO退任の報を加え、マイクロソフトは今後も抜本的な変革を目指していくこととなるようです。
スティーブ・バルマー氏は2000年にビル・ゲイツ氏の後を引き継ぎ最高経営責任者に就任。以降、13年以上にわたりCEOとしてマイクロソフトを指揮し続けてきました。
《GameBusiness.jp》