任天堂オブアメリカは、100%子会社でゲーム流通向けソリューションを提供するSIRAS.comを、POSAカード大手のInCommに売却することを明らかにしました。SIRAS.comは1999年に設立され、個別の商品をIDで管理する「OmniTrace」と返品を高度化する「ReturnFlex」によって、流通段階のトラック、返品率の削減や詐欺の防止、盗難された商品の追跡、違法商品の特定、物流の効率化を通じてユーザーの満足度とブランドの向上を図るというソリューションを提供します。現在、米国とカナダの5000店舗以上のお店をネットワーク化しているとのこと。アトランタ・ジャーナルによれば、InCommはSIRAS.comの買収を通じて、小売業者向けのPOSサービスや資産管理業務の拡充を図るとのこと。InCommは、コンビニエンスストアや小売店で販売されている各種ゲームやiTunesなどのプリペイドカード(レジ通過時点で有効化されるカード、Point of Sales Activation=POSA)の販売で大きなシェアを持っています。日本法人はインコム・ジャパン株式会社。また、Computer & VideoGamesは、任天堂オブアメリカの上級副社長テクノロジー&ファイナンス上級副社長のコメントとして「任天堂はコアのビジネスに注力し最高のエンターテイメント体験を開発していき、SIRAS.comはInCommのテクノロジーを活用し、更に飛躍していくことを期待しています」と伝えています。
英・大手ビデオゲーム販売店「GAME」新入社員含む多くのスタッフを“ゼロ時間契約”雇用へ移行―2024年1月には下取り中止と中古ゲーム販売終了発表 2024.4.11 Thu 新入社員ですらゼロ時間契約となっているようです。