3DSは9月発売『Super Smash Bros. for 3DS』に牽引され販売好調のようです。日本で好調なNew 3DSは北米では来年まで発売されないようです。新しい3DSでもリージョンコードが採用されているという点で論議を呼んでいます。業界的にはリージョンコードを排除してワールドワイドであらゆるコンテンツが遊べる世界を実現しようというトレンドなのですが、ユーザーから見るとやっかいな機能かもしれません。ソフトメーカーからするとコンテンツの販売エリアを保全できると言う意味では悪いことだけではないんですけどね。
■ソフト動向: 『Destiny』発売!それでも『GTA V』がすごかったというお話
早速9月度のソフトウェアランキングを見てみます。
1. Destiny (PS3/PS4/X360/X1) - Activision Blizzard 2. Madden NFL 15 (PS3/PS4/X360/X1) - Electronic Arts 3. FIFA 15 (PS3/PS4/360/X1/Wii/3DS/PSV) - Electronic Arts 4. Super Smash Bros. for 3DS (3DS) - Nintendo 5. Middle-earth: Shadow of Mordor (PC/PS4/X1) - Warner Bros. Interactive 6. NHL 15 (PS3/PS4/X360/X1) - Electronic Arts 7. Minecraft (X360/PS3) - Microsoft/ Sony Computer Entertainment 8. The Sims 4 (PC) - Electronic Arts 9. Disney Infinity 2.0 (S3/PS4/360/X1/Wii U) - Disney Interactive 10. Diablo III: Reaper of Souls (PC/PS3/PS4/360/X1/) - Activision Blizzard
上述しましたがソフト売上は前年比36%ダウンとのこと、話題の『Destiny』が発売されたのに数字だけ見ると「北米もそんなに景気が良くないのか?」と勘違いしてしまいそうですが、実はこれ、比べている先の2013年9月のソフトランキング1位が『Grand Theft Auto V』だからなのです。
当時、発売3日で全世界10億ドル(約1,070億円)を売り上げたソフトとしてニュースサイトで取り上げられていました。それが去年の9月度だったので、このソフト1本のインパクトが与える今年度との差はあまり比較にならないかもしれません。『Destiny』も頑張りましたが、シリーズブランドを見せつけた『Grand Theft Auto V』の威力は等々の物位だったのですね。
『Call of Duty』シリーズや『Grand Theft Auto V』シリーズなどの大きなタイトルに比べればまだまだと思うかもしれません。しかしながら、新規のオリジナルIPとして発売した初月にここまでの本数を稼いだタイトルはないそうです。現在大きなフランチャイズとなっているタイトルシリーズも最初から市場にバカ受けしていた訳ではなく、口コミやマーケティングによって浸透していったのです。『Destiny』のお話は下記「ソフトがハードを牽引する!」でも語っていきます。
任天堂の3DSというシングルプラットフォームだけに向けた『Super Smash Bros. for 3DS』がマルチプラットフォームに向けたタイトルを押さえて4位というのはあっぱれです!9月いっぱいで705,000本(うち135,000はデジタル版)の売上をレコードしました。
また、好調と言われていた『Mario Kart 8』は9月に60,000本を販売し、北米のみで120万本を達成したとのことですが、北米だけで1,500万本売り上げた『Mario Kart Wii』の実績を見ると任天堂はまだまだ頑張ってほしいところです。