AppBank株式会社が、同社の経理部門に在職していた元役員が会社の金銭を業務上横領していた疑いがあると発表した。被害額は約1億4000万円。同社の発表によれば、今年11月下旬の税務調査の過程において、支払先の中で所在の判明しない取引先が見つかり、内容を精査したところ、経理部門の責任者だった元役員が2012年~2015年までの間に、自身が関与する複数の法人等を当社取引先かのように偽装し、これらの法人の口座にAppBankの銀行口座から不正に送金していた事実が発覚したという。現時点で判明している不正送金の合計額は約1億4000万円にのぼる見込みで、既に同社は不正な送金の範囲についておおよそ特定しており、弁護士、公認会計士等の外部専門家および社外役員を含む調査委員会を早急に設置する準備を進めているとのこと。なお、元役員については速やかに刑事告訴を行い、また、他に関与する者が判明した場合は、厳正な処分を行うとともに、刑事責任の追及も行うとしている。AppBankは2008年10月にiPhoneやiOSアプリの情報を発信するメディアとしてスタートし、スマートフォンアプリの提供やスマートフォン向け周辺グッズの販売を手がける企業。現在はECサイトと実店舗でのグッズ販売を行うAppBank Store株式会社、動画コンテンツやイベントの製作・運営を行うスタジオむらい株式会社、アプリ開発や攻略サイト運営を行うapprime株式会社といった子会社も有している。10月にマザーズ上場も果たしている。
ゲーム機販売の長期化を成し遂げた任天堂に注目―5月上旬に決算を発表するゲーム関連企業一覧【決算発表スケジュール】 2024.5.7 Tue 5月上旬はゲーム関連の主要な企業が本決算を迎えるタイミングで…
任天堂への殺害予告で逮捕された男、「Nintendo Live」開催中止の関与認める―「会場のやつらも殺すから覚悟しろ」など計39回脅迫 2024.4.4 Thu 男性は「死ねなどと数々の投稿をしたことに間違いない」と容疑…