ゲームでも様々なスタートアップが誕生し注目を集めるフィンランド。そのフィンランドから生まれたスタートアップイベント「Slush」のアジア版「Slush Asia」が昨年、日本で初めて開催されました。青海の臨海地区に設置された巨大な特設テントには3000人以上が来場。公用語は英語で、海外から多くのスタートアップ関係者が来日。日本と世界の著名スピーカーによる講演や注目企業によるピッチで大いに盛り上がりました。その「Slush Asia」が2016年も開催されます。今年は5月13日と14日の2日間、会場は幕張メッセとなり、来場者も昨年を大きく上回る規模を目指します。これに先立ち、15日には都内でキックオフとなるパーティが開催。多くの関係者が集まりました。今年は開催規模が2倍になり、内容も2倍になる予定。日本最大規模のハッカソンの開催も予定されています。注目はこの準備や運営の殆どが学生や学校を卒業したばかりの20代前半の若者たちによって行われていること。昨年、本イベントの日本開催に尽力した孫泰蔵氏はパーティの挨拶で「私も心は若いつもりですが、このイベントは本当に若い皆さんのパワーで作られていっています。去年は大人も手伝いしましたが、今回は本当に若い人たちばかりです」とコメント。若いパワーによって作られるムーブメントはフィンランドの本家「Slush」から受け継がれるアイデンティティのようです。そのフィンランドから誕生し成功を収めた一社、Rovio Entertainmentの代表でMighty EagleことPeter Vesterbacka氏も挨拶で「色々な経済政策があるが、日本で言うところの第三の矢に当たる、Slushのような若い熱さこそ今の日本に必要なことではないか」と述べていました。現在のところ決定している登壇者は公式サイトを参照のこと。グローバルパートナーには同じくフィンランドで大成功しているSupercellも加わっていて、ゲーム関連でも様々な出席者がある予定だとのこと。