デジタルアーツは5月30日、ネットリテラシー教育の授業や勉強会などで活用できる学習資料ダウンロードページに2種類の資料を追加した。これまでに提供していた資料と合わせ、提供資料は全12種類に達した。利用者情報を入力すると無料でダウンロードできる。 未成年者のインターネット利用率が急速に高まる傾向にある一方、適切なネットリテラシーを学習する機会や必要な情報が整っておらず、出会い系サイトやSNSによるいじめなど、未成年者がトラブルに巻き込まれるケースが多くなっている。 デジタルアーツでは講師を派遣しネットリテラシー教育に関する講演を行っているほか、保護者や教員、ネット教員らが活用できる最新のネットリテラシーおよびフィルタリングの仕組みについて学ぶ学習資料を2015年1月より無償で提供している。 今回は、講演先から要望が多かったゲーム機でのフィルタリングについてまとめた「ゲーム機でのインターネット利用とフィルタリングについて」と、動画視聴アプリの利用時に家庭で気を付けてほしいことをまとめた「スマホにひそむ危険(9)動画視聴アプリでの不適切な動画の表示」を新たに追加。 「ゲーム機でのインターネット利用とフィルタリングについて」では、ゲーム機からWi-Fiを使ってインターネットにアクセスできること自体を知らない者もいることから、その対策としてゲーム機で使えるフィルタリング機能について紹介。「スマホにひそむ危険(9)」では、アプリにある機能制限やフィルタリングを活用すれば未成年に不適切な動画の視聴を防げることを紹介し、注意喚起を行う。 資料は「学習資料ダウンロード」のページに利用者情報を入力することで、何種類でもダウンロードできる。また、資料をダウンロードした人のうち希望者には、ネットリテラシー教育の参考情報を定期的にメールで届けている。