Valveによれば、同日以降はSteamクライアントそのものが当該のOSにおいて利用不可能となるとのことで、該当するユーザーがSteamの利用を継続したり、Steamにて過去購入したゲームのプレイを行う場合はOSを更新するよう呼びかけています。
サポート終了の要因は、Steamの最新機能が、旧バージョンのWindowsに対応していないGoogle Chromeの組み込みバージョンに依存していること、そして今後のSteamにおいてWindows 7以上の機能及びセキュリティアップデートを前提とするためとしています。
なお、2018年内は該当のOSでもSteamクライアントの起動が可能なものの、先ほどベータが開始されたばかりの新Steamチャットなど、新機能などについては制限があるとのことです。
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対象外となった両バージョンともマイクロソフトのサポート期間は終了しているほか、Valveの統計によれば2018年5月時点で、シェア96%以上の全Windowsユーザー中、Windows XP 32bitユーザーは0.23%。Vistaについては記載がないものの、表記外のWindows OSは全体で0.12%ということで、今回の影響を受けるユーザーそのものは全体の0.4%にも満たない状況です。
しかしながら今回の対応では、Steamクライアント自体がDRMとして機能している都合上、これまでに購入したゲームがプレイ不能になるケースも考えられます。一部のSteam配信タイトルは、直接ダウンロードしたフォルダから起動することでSteamクライアントを介さずに起動できるものがあり、GOG.comやitch.ioなどDRMフリー版プラットフォームで提供されている場合もあります。