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海外メディアPCGamerは、『Aliens: Colonial Marines』内のタイプミスが原因で起きたAIの弱体化について、修正前と修正後の比較検証を行っています。
『Aliens: Colonial Marines』といえば、「ゲームイベントにて公開したデモと製品版の内容が全く異なる」という理由でパブリッシャーのSega of Americaと開発のGearbox Softwareとの間で裁判による争いすら起きたゲーム。この「異なるゲーム内容」の1つに含まれていたのが、敵キャラクターである“Xenomorph”のAIの振る舞いでした。
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発見されたのは、iniファイル内のたった1文字のタイプミス。
ClassRemapping=PecanGame.PecanSeqAct_AttachXenoToTether -> PecanGame.PecanSeqAct_AttachPawnToTeather「Tether」の単語に「a」の1文字が追加されてしまっています。これによって、戦術的な場所の位置調整や巡回、ターゲットに対するゾーニングに狂いが出てしまい、結果として“Xenomorph”の弱体化が起きてしまったとのこと。
海外メディアPCGamerはこれについて検証を行っており、コードを直した場合の振る舞いをチェック。これまでおかしな挙動だった“Xenomorph”らが少なくとも更にアグレッシブになりましたが、それでも印象はよくないようで、評価はあまり芳しくありません。変化がわかる場面もあればそうでないときもあり、効率的に動けるようにはなってはいるものの、それでもまだまだ「間抜け」であると評しています。
※UPDATE(2018/07/16 18:08):本文内容を一部修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。