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心理学研究者用査読前論文公開サービスPsyArXivにて、「オンラインシューターゲームのプレイ時間と攻撃性」に関する論文が公開されました。
本論文は、英オックスフォード大学博士研究員のニクラス・ヨハネス氏筆頭のチームによって行われた研究を基に書かれています。まず研究にあたり、ヨハネス氏らはオンラインシューターの代表として『Apex Legends』と『OUTRIDERS』を選出し、両ゲームのパブリッシャーであるスクウェア・エニックスとエレクトロニック・アーツに協力を依頼。データ提供を受けることを決定した模様です。
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そして研究対象の選定として、過去2週間以内に上記2タイトルを遊んだプレイヤーに調査協力依頼メールを送ったところ、最終的に2,580人(『Apex Legends』1,092人、『OUTRIDERS』1,488人)のデータが集まりました。攻撃性の調査には、2週間毎にゲームをプレイしていた際の感情を複数の質問を用いて、「当てはまらない」から「当てはまる」まで7段階でプレイヤーに質問。そして算出された感情の中から、「怒り」の項目を「攻撃性」として扱いました。
ヨハネス氏らは、これら質問から得られたプレイヤーの感情のデータと、ゲームパブリッシャーから提供された各プレイヤーのプレイ時間の関係性を分析。その結果によると、例えプレイヤーが両作を普段より(2週間のうち)1日1時間多くプレイしたとしても、怒り(攻撃性)には実質影響が無いという結果となりました。さらに、プレイ時間がプレイヤーの攻撃性に影響するには、『Apex Legends』プレイヤーは普段より「1日当たり50時間」多く、『OUTRIDERS』プレイヤーは普段より「1日当たり25時間」多くプレイしなければいけないといいます。
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なおヨハネス氏は、あくまで『Apex Legends』と『OUTRIDERS』における結果であること、そしてプレイヤーたちは自主的に調査に参加しているので、サンプルに偏りがある可能性を注記しています。また、この論文は査読前なので、今後内容の改訂などが行われる可能性があります。
※UPDATE(2022/1/30 11:23):タイトルが研究結果からやや逸脱していたので修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。