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コーエーテクモゲームスは、「Bekko.com」のブランド名でゲームアプリを配信している中国の杭州絶地科技股份有限公司(被告)に対して起こした訴訟提起について、著作権侵害を認めることを内容とする和解が成立したことを明らかにしました。
Bekko.comは『我が天下』や『戦国布武~我が天下戦国編~』『三国炎血伝』などのスマートフォン向けゲームアプリを配信しており、2020年1月17日に同社より『真・三國無双』『信長の野望』『三國志』『太閤立志伝』の音楽やゲーム画像が、コーエーテクモの許諾なしに被告のゲームアプリの広告に継続的に利用されていたとして訴訟を提起されました。
被告は侵害を認めた上で和解を申し入れていましたが、コーエーテクモは他人の著作物を無断で利用しても、それを指摘された際に和解金を支払いさえすれば解決できるという安易な認識を排除するために拒否。裁判所から示された勧告で侵害の事実が認められたうえ、被告側も侵害を認めて和解の条件を受け入れ謝罪したため、和解が成立したとのことです。
コーエーテクモは、今後も国内外を問わず知的財産権の侵害行為に対して厳格に対応すると同時に、多くのユーザーが満足できるゲームを開発及び提供できるように努力していくとしました。