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スウェーデン発の家具店IKEA(イケア)のイギリス支社は10月31日、Ziggy開発のサバイバルホラー『The Store is Closed』内に登場する店舗が自社ブランドを彷彿させる問題に関して、海外メディアKotakuを通して声明を出しました。
架空組織「SCP財団」と関連した、大型家具店が舞台のオンラインCo-opサバイバルホラー『The Store is Closed』。先日Kotakuにて、本作に登場する店舗が外観や家具などの観点から類似している点を理由にIKEAから商標権の侵害として、各特長を変更するよう求められていることが報じられていました。
報道では本作Steamストア並びにKickstarterキャンペーンページに“IKEA”という単語は存在していない一方(公式Tiktok動画ではタグに使用している)、他メディアが同ブランドと本作を関連付けた見出しの記事を公開していた件も侵害の証拠として挙げられていることを紹介しており、Ziggyの開発者Jacob Shaw氏はゲーム内の家具が“一般的に販売されているアセット”であると反論するも、“訴訟を避けるためにゲームの外観全体を手直しする”意向を示していました。
今回発表された声明によると、IKEAとしては「ブランドにインスパイアされる人がいるのは嬉しい」としつつも、「同社トレードマークとトレードドレスが誤って使用されないよう気を付けるよう精力を傾けている」とのこと。他にも声明では本作について、同社が指摘する要素を変更する同意を得た旨が語られており、ゲームがリリースされる2024年には「全て解決するはず」との見解を示しています。