
Discordは、日本で生まれ、いまや世界共通言語となった「絵文字」に関する調査「The Emoji Effect(絵文字の効果)」の結果を発表しました。
世界中の16,000人を対象に実施した本調査では、Z世代やミレニアル世代を含む若い世代が、絵文字をどのように考えているかが明らかになりました。
Discord上では毎週平均43億個の絵文字が使用されており、調査に参加した日本人のほぼ全員(98%)が「絵文字を知っている」と回答。多くの回答者が「絵文字によってコミュニケーションが充実する」という意見を持っています。特に、日本のZ世代(18~34歳)の約半数にあたる46%が「いつも」または「よく」絵文字を使っており、どの年齢層よりも高い使用率だと分かりました。

また、絵文字は良好な人間関係を築き、コミュニティとつながり、ポジティブな感情を表現する上で重要な要素であることが判明しました。
日本人の69%が「絵文字は人と人を結びつけるのに役立つ」と考えている
日本の絵文字ユーザーの73%が「絵文字を使うことで相手やコミュニティとのつながりをより感じられる」と回答
日本の絵文字ユーザーの65%が、相手と共通の趣味を見つけようとするときに絵文字を使ってメッセージやリアクションをすることがある
多くの日本人は「絵文字を使うことで自分の感情を表現できる(83%)」、「ユーモアのセンスを表現できる(78%)」、「自分の興味を表現できる(67%)」と感じている
日本の絵文字ユーザーのおよそ4/5が「楽しそうに見せたいとき(82%)」、「冗談を言うとき(81%)」、「良い知らせを伝えるとき(80%)」に絵文字を使う傾向がある

Discordのコンシューマープロダクトマーケティングディレクターであるニコル・ブレンディス氏は「当社のプラットフォーム上で最も人気がある行動のひとつは、絵文字を使うことです。そのため、絵文字が人々に何を感じさせるのかと、そのポテンシャルを解き明かすことに非常に興味がありました。そして、Z世代は、絵文字を単なる感情表現のための道具として使うだけではなく、より本格的な方法で深いつながりを生み出すために使いたいと思っていることが分かりました」と述べています。
Discordの有料会員制サービス「Nitro」は、「絵文字パワー」の強化が最も人気のある特典のひとつです。NitroユーザーはDiscordのサーバー上で5億以上のカスタム絵文字にアクセスできます。
また、2022年11月には新たなラインナップ「Nitro Basic」が発表されました。所属するサーバーのカスタム絵文字を自由に使用できる「どこでもカスタム/アニメーション絵文字」、写真やビデオなどを最大50MBまでアップロードできる機能が付与されるほか、おしゃれな限定プロフィールバッジが手に入ります。
「Discord Nitro」と「Nitro Basic」の詳細は、Discordのサポートページでご確認ください。
調査方法
Discordは、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、日本、カナダ、オーストラリアの16歳以上16,000人を対象に、2022年8月16日~9月7日にかけて調査を実施しました。調査の回答者は、The Harris Pollの調査への参加に同意している人の中から選出され、内訳はアメリカ:2,010人、オーストラリア:2,011人、ブラジル:2,007人、カナダ:2,010人、フランス :2,010人、ドイツ:2,007人、日本:2,009人、イギリス:2,010人となっており、回答者のうち9,066人が16~25歳です。
The Harris Pollのオンライン世論調査のサンプリング精度はベイズ信用区間を用いて測定されており、本調査のサンプルデータは信頼度95%+1.2%ポイント以内の精度であり、特定の質問は絵文字ユーザーを減らして行われました。この信用区間は、調査対象者のサブセットではより広くなります。なお、本調査ではZ世代を18~34歳、ミレニアル世代を35~44歳、X世代を45~54歳、ベビーブーム世代を55~64歳と定義しています。