
非公式データベースSteamDBによると、先日Steamの同時接続ユーザー数が過去最高の3,300万人を記録し、ゲームをプレイ中のユーザー数も1,000万人を超えました。
そんな大盛況なプラットフォームであるSteamですが、実際のところプレイされているゲームは何なのかを掘り下げていきます。
「最もプレイされたゲーム」において圧倒的な人気を誇るのは『Counter-Strike: Global Offensive』。基本無料のタイトルで、ここ数日ピーク時のプレイヤー数は約100万人と、Steam全体の1,000万人の内約1割を締めているValveの屋台骨です。続く『Dota 2』もピーク時60万から70万人ほどを記録しています。

他にも多くのプレイヤーを抱える『エーペックスレジェンズ』や『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』などはPCでもプラットフォームの選択肢がある上に、家庭用ゲーム機向けでもリリースされているので、Steam専売の『CS:GO』『Dota 2』がトップに君臨するのは当然かもしれません。
異色なところでは動く壁紙ソフト『Wallpaper Engine』も、リリースされてから徐々にプレイヤー数を増やしてきたアプリケーションです。こちらは直近ピーク時13万人ほどとなっており、これはランキングでは10位程度に位置します。
なお、『Wallpaper Engine』についてはネット上でアダルトコンテンツの規制が厳しい中国のユーザーたちが、ポルノなどを交換・共有する目的で使用しているケースが多いようです。実際にレビュー欄では中国語でのレビューの多さが目立っており、このユーザー数はこうした動きが影響を及ぼしていそうです。

Steamはプラットフォームとしてゲーマーの間にすっかり定着しました。現在の人口は根強い人気を誇る対戦ゲーが多くを占めており、それには各ユーザーのPC環境の充実、ボイスチャットソフトの進化などの影響がありそうです。
12月にはValveより「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査」が発表されており、ユーザーの使用しているPCスペックや言語などの統計を確認できます。
※UPDATE(2023/1/10 20:55):『Wallpaper Engine』について補足情報を追記し、見出しを調整しました。