ゲームエイジ総研は、ゲーマーの年末年始のライフスタイルを調査し、その結果を発表しました。
年末年始の休暇といえば「こたつに入りながらテレビを見る」というイメージもありますが、昨今はさまざまな映像コンテンツを多様なサービスで楽しめるようになりました。
年末年始の休暇を過ごすゲーマーは、どのような映像コンテンツに触れていたのでしょうか。
調査結果サマリー
8割以上のゲーマーが地上波テレビを視聴
→83.0%のゲーマーが地上波テレビを視聴した
→YouTubeを見たのは57.7%、サブスクの映像コンテンツを見たのは19.2%
→TikTokの利用は半数以上が10~20代の若年層
→視聴したコンテンツは「バラエティ・お笑い」65.9%、「日本のドラマ・映画」51.7%、「ニュース」50.4%
映像コンテンツの満足度は約7割以上
→年末年始の休暇中に観たコンテンツの満足度はとても満足が12.8%
→満足度が高いのは年末年始恒例の番組
調査対象:全国15~59歳で何らかのゲームをプレイしている男女/サンプル数:2,756
調査時期:2023年1月
調査手法:インターネット調査
8割以上が地上波テレビを視聴、YouTubeは5割超
はじめに、年末年始の休暇でどのような映像コンテンツに触れたかを調査したところ、もっとも多かったのは「地上波テレビ」の83.0%でした。次いで、57.7%が「YouTube」を利用しています。「映像サブスクリプションサービス」は19.2%、「TikTok」は7.5%でした。【グラフ1】
各映像コンテンツの世代別利用状況を見ると、30~40代の利用が目立ちます。30~40代は地上波テレビ、YouTube、映像サブスクリプションサービスすべてで割合がもっとも高くなっていました。
一方、10~20代の若年層は地上波テレビやYoutubeの割合が少ない代わりにTikTokが56.3%となっており、過半数が利用しています。【グラフ2】
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次に、どのようなコンテンツを見たのかを聞きました。もっとも多かったのは「バラエティ・お笑い」の65.9%で、「アニメ以外の日本のドラマ・映画」51.7%、「ニュース」50.4%と続きます。
一方、ゲーム関連の動画や洋画は10%台に低下し、韓国ドラマも5%台と利用が少なく、特徴的な結果になりました。【グラフ3】
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年末年始の地上波はバラエティ・お笑い番組やドラマの一気見放送が多い影響もあると思われます。
7割以上が年末年始に見たコンテンツに満足
年末年始に見たコンテンツの総合的な満足度を聞いたところ、「とても満足」が12.8%、「満足」が63.5%で、7割以上が満足している結果になりました。【グラフ4】
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その理由を聞くと「いつも見ているお正月のコンテンツを見ると、正月気分になれるから(40代女性)」、「この時期だけの特別なものが見られた(30代女性)」と、映像コンテンツを通じて正月気分を味わっていることがわかります。
満足していない理由を聞くと「毎年同じようなものばかりで新鮮味がない(10代男性)」や、「地上波は再放送やドラマ一気放送などばかりであまり興味をそそられなかった(50代女性)」など、マンネリ感を抱いている声も見られました。
印象に残ったコンテンツは、年末の定番番組「NHK紅白歌合戦」に関して「いろいろな出演者が紅白仕様のパフォーマンスで良かったです(50代男性)」や「毎年観るのが習慣で、今回も内容が深かったから(20代女性)」、「見ると1年が終わると思えるから(30代女性)」という声が見られました。
同じく年末年始の定番番組である「ジャニーズカウントダウンライブ」を見た人も多く、「ジャニーズのメンバーがたくさん見られて年末年始を感じられた(20代女性)」や、「毎年見ている。これを見ないと年を越せない(40代女性)」など、定番化している番組で年末年始気分を味わっているようです。
「箱根駅伝」についても「毎年見ているが、今年も面白かった(30代女性)」、「みんなのがんばっている姿がよかった(10代男性)」など、毎年の放送を楽しみにしている様子がうかがえます。
YouTubeで印象に残ったコンテンツは「HIKAKIN」や「Fischer's」、「はじめしゃちょー」など著名YouTuberが名を連ねました。「100分鬼ごっこが面白かった(20代女性)」、「逃走中が面白い(10代女性)」など、YouTubeらしい企画が支持されたようです。
テレビ、YouTube、サブスクなどさまざまな方法で映像コンテンツが楽しめる現代ですが、年末年始の休暇中は、それを実感できる定番コンテンツを楽しむことで、満足感を得ている傾向が見られました。
日々新しいスタイルやテーマのコンテンツが求められる時代ではありますが、年末年始にかぎっては恒例の映像コンテンツで新年を迎える気持ちを抱いているように思われます。
定番の番組をリビングで家族そろって楽しむお正月の姿は、現代でも大きくは変わっていないのではないでしょうか…とゲームエイジ総研はまとめました。