ソニー・インタラクティブエンターテインメントが、テレビゲームのコンテンツをシェアするメソッドとシステムについての特許(US20200222802 - METHOD AND SYSTEM FOR SHARING VIDEO GAME CONTENT)を申請したことが明らかになりました。この仕組みが実用化されれば、他のユーザーからシェアしてもらったゲームコンテンツを部分的に閲覧したり、同じ状況で遊べるようになるとのこと。これにより、ユーザーの楽しみやゲームの人気度を向上させることが出来るそうです。気に入った動画や音楽をEメールやメッセンジャーでシェアしたり、コンテンツへのリンクに感想コメントを添えたりといった「コンテンツのシェア」行為が一般的になってきた中で、テレビゲームではこれまで動画やスクリーンショットのシェア、PS4でのシェアプレイによる同時プレイなどが行われてきました。そんな中で今回申請された「ゲームを他のユーザーにシェアして遊べる仕組み」では、シェアしてもらった側は見るだけでなく実際に進行状況や位置情報といったデータを共有して、シェアした側のプレイヤーと同じシチュエーション(the state information)でゲームを遊べるようになるとのこと。この仕組みを利用した対戦機能などについても触れています。また、シェアする側・される側の使用するデバイスやゲーム機、オペレーティングシステムが異なる場合について言及している部分もあります。米国で特許を取得するには、特許の申請書類を提出→審査官が書類を審査→審査官の異議・否決があれば、それに応答→晴れて特許取得、というプロセスを踏む必要性があります。また、最終的にゲーム機に実装されるかどうかも未確定なため、あまり期待しすぎるのは良くありませんが、PlayStation 5といった新機種にこういった機能が搭載されるのであれば、これまで以上にフレンドとゲームを楽しめるようになるのではないでしょうか。UPDATE(2020/8/3 18:35):見出しと本文にて、特許の内容についての補足や追記修正を行いました。
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