eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ | GameBusiness.jp

eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ

シューティングから格闘ゲーム、レースゲーム、音ゲーまで、注目のeスポーツジャンルとタイトルを一挙に紹介します。

文化 eSports
eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ
  • eスポーツ初心者必見!2024年に注目すべきeスポーツジャンル&タイトルまとめ

コロナの5類感染症移行から徐々にeスポーツもオフライン大会が増えており、ますます盛り上がりをみせています。ただ、eスポーツとひとくくりにしても、様々なタイトルや大会があるので、どのタイトルの大会やイベントを観れば良いか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで本稿では、現在盛り上がっているeスポーツタイトルや大会シーンを解説し、自分にあったタイトルを見つけるための一助としたいと思います。

なお、基本的には自分がプレイしているタイトルを観るのがスムーズなのですが、eスポーツはプレイと観戦が乖離していても楽しむことはできるので、気になったタイトルはとりあえず、配信のアーカイブなどを観てみるのが良いでしょう。

シューティングゲーム(FPS/TPS)

2022年6月にさいたまスーパーアリーナで開催された『VALORANT』の大会「2022 VALORANT Championship Tour Challengers Japan Stage1 Playoff Finals」

まずは、今もっとも勢いがあるゲームジャンルであるシューティングゲームから紹介します。シューティングゲームは一人称視点のFPS(First Person Shooting)とプレイヤーキャラクターが画面上に表示される三人称視点のTPS(Third Person Shooting)の2種類があります。

さらに、主なルールとしてはチーム戦で拠点の占拠と防衛を行う「タクティカル系」と、限られたエリア内で最後のひとりもしくはひとチームになるまで撃ち合う「バトルロイヤル系」があります。

タクティカル系でもっとも勢いがあるのが『VALORANT』です。ストリーマーの配信から日本でも人気に火が付き、公式大会「VALORANT Champions Tour(VCT)」では国内リーグから地域リーグ、そして世界大会の「Champions」までが年間を通じて開催されています。現在、アジア地区の地域リーグである「VCT Pacific」には日本からZETA DIVISIONとDetonaitiN FocusMeの2チームが参加しています。

他にもストリーマーやプロ選手が出場する「RAGE VALORANT」などの大会もあり、有料観戦ながら有明アリーナやKアリーナ横浜などの大きな会場でも満席となる高い人気となっています。PCでしかプレイできないため、日本ではそこまでプレイ人口が高くありませんが観戦人口はトップクラスなので、プレイしたことがない人でも十分に楽しめる要素はあります。

バトルロイヤル系では『Apex Legends』『フォートナイト』の2タイトルが人気です。『フォートナイト』はプレイヤーの年齢層が低く、中高生のプロ選手も少なくありません。他のシューティングゲームとは違い、建築要素が入っており、自ら足場となる建物を作り、高所から相手を狙ったり、壁を作ることで相手にこちらの動きを見せないようにするなどの戦略が取れるようになっています。

世界大会である「Fortnite Championship Series(FNCS)」は賞金総額が767万5,000ドル(約11億5000万円)と高額なのが特徴です。また、国内では高校生向けeスポーツ大会である「STAGE:0」や「全日本高校eスポーツ選手権」の公式タイトルとなっているので、高校生のeスポーツ部が日本一を目指すタイトルとして馴染みがあります。

『Apex Legends』はシューティングゲームとして覇権を取ったほどの人気タイトルでしたが、度重なるチート問題などにより多くのプレイヤーが去ってしまいました。しかし、現在ではまたその人気が復活しつつあり、競技シーンも盛り上がってきています。世界大会「Apex Legends Global Series(ALGS)」は、北米・南米・北アジア・南アジア・EMEAの5地域で開催し、各地域の上位成績チームから全40チームが参加できる「Playoffs」を開催。「Playoffs」の上位成績チームと最終予選であるLCQを勝ち抜いたチームの40チームが出場し、年間王者を争います。

対戦格闘ゲーム

2024年1月に新宿住友ビル 三角広場で開催された「SFL 2023 グランドファイナル」

ここ1~2年で急速に人気が高まっているのが対戦格闘ゲームです。昨年6月にリリースされた『ストリートファイター6(スト6)』が人気となり、プロの競技シーンやストリーマーの動画配信などに注目が集まっています。プロシーンは同シリーズの火付け役となった『ストリートファイターII』からプレイをしているウメハラ選手やときど選手を中心に、ベテランから若手まで幅広い層が揃っています。キャリアが長いのでプロとしての矜持もあり、タレント揃いであるのもプロシーンの人気の要因となっています。

競技シーンとしては「ストリートファイターリーグ:Pro-JP(SFL)」というプロチームによるリーグ戦があり、約半年間に渡って対戦が繰り広げられます。同時、「Capcom Pro Tour(CPT)」が世界各国で展開されており、その優勝者が年に一度行われる「CAPCOM CUP(CC)」に出場する権利を得られます。2023年度に開催された「CCX」は優勝賞金100万ドル(約1億5000万円)の賞金となっており、個人で獲得できる賞金としては高額で話題となりました。

さらに『スト6』からは多くのストリーマーが興味を持ち、プロ選手をコーチに本気の取り組みをみせています。プロとストリーマーが絡むことはeスポーツの世界でも多くなく、うまく融合できている印象です。プレイしているストリーマーにも強さを求める人が多く、最高位でありプレイ人口の上位5%と言われる「Master」ランクに到達する人も多く居ます。「Crazy Raccoon CUP(CR CUP)」や「RAGE」、「REJECT FIGHT NIGHT」など、ストリーマーが参加する大会も増えています。

他にも京王電鉄が主催した「KEIO CUP」や東京メトロが主催した「TOKYO METRO CUP」など、eスポーツとは関係の浅い企業によるオープントーナメント大会の開催が増えてきています。プロシーン、ストリーマー招待制大会、誰でも参加できるオープントーナメントと、観戦や応援、参加など、さまざまな形で大会やイベントに参加できるのが、幅広い人にeスポーツとしての人気を保たせています。また、「かげっち」氏が主催する『スト6』の対戦会である「Fighters Crossover」は秋葉原を皮切りに全国各地に広がっており、オンライン中心のeスポーツシーンにありながら、オフラインで開催されています。これによりコミュニティの形成がしやすく、地方でもプレイヤー同士の交流が盛んになり、プレイヤーの裾野を大きく広げています。

全国に広がっている『スト6』の対戦会「Fighters Crossover」。3月には全国大会も開催されました

MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)

2023年6月に幕張メッセイベントホールにて開催された『LoL』のリーグ戦の最終戦「LJL 2023 Summer Split Finals」

歴史も古く、根強い人気を誇っているのがMOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)のジャンル。その中でもとりわけ人気が高いのが『League of Legends(LoL)』です。5対5で対戦するチーム戦で、「サモナーズリフト」と呼ばれるアリーナでお互いの拠点を破壊した方が勝利です。アリーナには3本のレーン(道)があり、それ以外は視界の悪いジャングルとなっています。1チーム5人に対して3本の道なので、どこを手厚くするか、ひとりで守るか、それとも集団でぶつかり合うかなど、戦略が重要となります。日本では「League of Legends Japan League(LJL)」というプロリーグがあり6チームが所属しています。LJLの上位成績チームが「Pacific Championship Series(PCS)」に出場し、ここで上位の成績を収めたチームが国際大会の「Mid-Season Invitational(MSI)」や「World Championship(Worlds)」に進出します。昨年のWorldsを制したのは、韓国のチーム「T1」で、ここにはレジェンド選手であるFaker選手が所属しています。野球で言えば「イチロークラス」の生ける伝説的プレイヤーで10年以上のキャリアがあります。彼が現役のうちに観戦しておくことが、のちのちのeスポーツ観戦人生で大きな財産となることは間違いないでしょう。


『ポケモンユナイト』は『LoL』に比べてシンプルなゲーム性で、アリーナが狭く試合時間も短いため、MOBAジャンルを始めるのにうってつけのタイトルと言えます。また、操作するキャラクターは『ポケモン』のキャラクターなので、とっつきやすのも特徴です。Nintendo Switch版とモバイル版があり、すべてが基本プレイ無料となっています。また、クロスプレイに対応しており、違うプラットフォームへのデータ移行、共有がニンテンドーアカウントによって行われるので、始めるハードルと続けるハードルの低さが魅力と言えます。

競技タイトルとしての佇まいもあり、知識や練度、戦略によって強さに大きな差が生まれます。2023年に日本で初開催となった「ポケモンワールドチャンピオンシップス」では、世界各国からプレイヤーが集結しました。また、eスポーツ大会開催の許諾が受けやすいタイトルであり、地方自治体などが主催するeスポーツ大会で採用されやすいタイトルです。

2022年11月に小田原城址公園本丸広場で開催された「小田原eスポーツ~出陣式~」。定期的に『ポケモンユナイト』の大会を開催しています

オンライントレーディングカードゲーム(オンラインTCG)

日本国内を中心にアジア圏で競技シーンが行われているカードゲームが『Shadowverse』です。ファンタジーの世界をモチーフにした様々なカードを使い、フォロワー(味方)を召喚し、スペル(魔法)やアミュレット(装具)を利用し、フォロワーを強化します。相手のフォロワーを排除しつつ、対戦相手のリーダーの体力を先に0にすることが目的です。ゲームはターン制で行われ、行動力のコストがなくなるか、制限時間経過で相手のターンとなります。ターンが進んでいくと、行動力のコストが増えていき、強力なカードや攻撃ができるようになっていきます。

PC版とモバイル版が基本無料でリリースされており、クロスプレイも可能。カードを増やす為に課金することもありますが、モードによってはすべてのカードが揃った状態で対戦することも可能です。したがって、競技シーンではPay to Win(課金するほど有利になること)にならず、公平な対戦が可能となります。

競技シーンではオープントーナメントの大会が各季節に行われている他、強豪プレイヤーのインビテーショナルやプロチームによる「RAGE Shadowverse PRO TOUR」も用意。Cygamesと大学生による実行委員会による共催で、大学生向け大会「Shadowverse University League(SUL)」も開催されています。世界最強を決める「Shadowverse World Grand Prix」では2018年から優勝賞金100万ドルを掲げており、日本国内大会では有数の賞金額の高さを誇ります。

『Shadowverse』自身は、2024年夏にリリース予定の『Shadowverse:Worlds Beyond(SWB)』に切り替わる予定で、競技シーンもSWBに移行していくと思われます。

2018年に幕張メッセで開催された「Shadowverse World Grand Prix」。「ふぇぐ」選手が優勝し、賞金100万ドルを手にしました

パズルゲーム

2023年3月に鹿児島のサンテラス天文館で開催された「ぷよぷよファイナルズ SEASON5 鹿児島」

格闘ゲームの競技シーンの黎明期と同じ時期にパズルゲームの競技シーンを打ち立てたのが『ぷよぷよ』シリーズ。現在も競技性が高いと言われる『ぷよぷよ通』と簡単に大連鎖を組みやすい『ぷよぷよフィーバー』をベースにした『ぷよぷよeスポーツ』を使用し、競技シーンが継続されています。PS版、Nintendo Switch版、PC版とさまざまなプラットフォームで展開していますが、クロスプレイには非対応。買い切りソフトとしては安めの価格設定となっており、複数プラットフォームで購入する人も多いです。

競技シーンは年間を通じて大会が開催されており、プロアマ問わず出場できる「ぷよぷよカップ」や「ぷよぷよレディースカップ」、プロ選手のみが出場できる賞金付き大会の「ぷよぷよグランプリ」、コミュニティが主催して規模に応じたポイントが付与される「ぷよぷよランキングプロ選抜大会」、国体の文化プログラムの一環として行われている「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」などがあります。また、それらで好成績を残した人のみが招待され、年間王者を決める「ぷよぷよグランプリファイナル」が年度末に毎年開催されています。「ぷよぷよキャンプ」という公式のコミュニティサイトが運営されており、コミュニティ大会の開催申請、公式大会としてのポイント付与などがやりやすいのも、プレイヤーとしてはありがたいところ。

プロ選手の証であるライセンスの取得機会が少なく、JeSU公認のプロライセンスタイトルとしては、プロ資格を得にくいタイトルのひとつでもあります。プロ選手は20年以上前の競技シーンで活躍していたレジェンドプレイヤーから高校生でプロライセンスを取得した新進気鋭まで幅広い年齢層が居るのが特徴的です。大連鎖のわかりやすさと1試合の展開の速さはeスポーツ初心者でもわかりやすいタイトルのひとつと言えます。

スポーツ

野球ゲームやサッカーゲームなど、実際のスポーツをゲーム化したタイトルを競い合うスポーツゲーム。野球ゲームは『パワフルプロ野球』『プロ野球スピリッツA』などが、eスポーツタイトルとして、大会が開催されています。

サッカーゲームは、『eFootball』が競技シーンでは多くのプレイヤーに支持されています。チーム全体をひとりでプレイする1対1のプレイやふたりで操作する2対2のプレイも競技シーンでは行われています。

『eFootball』の競技シーンとしては「eJ.LEAGUE eFootball」が毎年開催されています。モバイル部門とPS部門があり、それぞれクラブ代表選考会を経て、決勝大会が行われます。好きなクラブを指定し、モバイル部門とPS部門で各クラブの代表を決め、全クラブチームが参加するトーナメントを行い、日本一を争います。人気が薄いチームは代表資格が取りやすいですが、チーム力が低い場合が多く、トーナメントを勝ち抜けにくいと言えます。面白いのが優勝による報奨金。使用したチームへ500万円、プレイヤーに100万円が贈られ、クラブチームはその賞金を使ってクラブの補強やファンへの還元が行われます。したがって、eスポーツファンだけでなく、Jリーグのファンにとっても重要なトーナメントとなるわけです。

他にも世界大会である「eFootball Championship」や「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」でも大会は行われています。ちなみに、昨年の「eFootball Championship Open 2023」では、日本人選手である「うでぃ」選手が優勝しています。

全国都道府県対抗eスポーツ選手権の初回となった2019 IBARAKI大会では、『eFootball』の前身である『ウイニングイレブン2020』で大会が行われました

レースゲーム

eスポーツジャンルの中で、もっともリアル競技に近いのがレースゲームです。多くのレースゲームがシミュレーターとしての佇まいを持っており、現実世界と地続きになっていると言えます。映画「グランツーリスモ」では、シムレーサー(eスポーツのレースゲームにおけるドライバーのこと)が現実のカーレースのドライバーとして活躍する様が描かれていますが、これは実話を元にしたもの。日本でも冨林勇佑選手は、『グランツーリスモ』の世界大会で優勝し、2018年から現実のレースにも参加しています。他にも宮田莉朋選手やフラガ 大村 イゴール選手など、eモータースポーツとリアルのモータースポーツの両方で活躍している選手は居ます。

競技シーンとしては、「グランツーリスモ ワールドシリーズ」を開催。国や地域を代表するドライバーが競い合う「ネイションズカップ」と、契約した自動車メーカーの車を使ってレースをする「マニファクチャラーズカップ」が行われています。他にも「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」や「東京eスポーツフェスタ」などの国や都道府県主催の大会や、「TOYOTA GAZOO RACING GT Cup」や「MAZDA SPIRIT RACING GT CUP」、「Honda Racing eMS」など、自動車メーカー主催の大会などが行われています。

また、コロナ禍でF1レースの開催が行えなかった際には、『F1 2019』で代替し、F1公式のバーチャルGPとしてレースが開催されました。

2023年12月にウエルカムプラザ青山にて開催された「Honda Racing eMS 2023」

リズムゲーム

音楽に合わせてタイミング良くボタンを押して、ステージクリアを目指す音楽ゲーム/リズムゲームにも競技シーンが用意されています。モバイルタイトルとしては、『プロジェクトセカイ』やアーケードタイトルの『オンゲキ』『maimai でらっくす』『CHUNITHM(チュウニズム)』『beatmania IIDX』などで大会が開かれています。コンシューマータイトルでは、『太鼓の達人』が「東京eスポーツフェスタ」のタイトルとして扱われています。

その中でも『beatmania IIDX』はゲームセンターやアミューズメントスポットがチームを結成し対戦するプロリーグ「BEMANI PRO LEAGUE」を開催しています。今年でシーズン3となり、すでに定着した感があります。

リズムゲームは、ギターやピアノの難関曲を早弾きしているように、初心者でも見ているだけで超絶技巧を駆使しているのがわかりやすいのが特徴です。

2020年に発足された「BEMANI PROLEAGUE」ですが、コロナ禍により初年度の開催は見送られました。現在は2024年のシーズン4は6月から8月にかけて開催されます


Coming Next

2024年4月に有明GYM-EXにて開催されたEVO Japan 2024で、初めての公式オフライン大会が開催された『鉄拳8』

今後盛り上がると予想されるのが、対戦格闘ゲームの『鉄拳8』『2XKO』の新作2タイトル。それにリリース前から優勝賞金1億円の国際大会を発表したシューティングゲームの『PARAVOX』です。『鉄拳8』は先に行われた「EVO Japan 2024」において、初めて大型オフライン大会を開催しています。多くの参加者を集め、『鉄拳7』の競技シーンをそのまま継承し、より拡大していきそうな印象でした。システムが大幅に変更されたことで既存プレイヤーの中には戸惑っている人も見受けられますが、『スト6』と同様に新規ユーザーが楽しめるようになっています。『鉄拳』シリーズは元々、必殺技の概念が少なく、技の多くはボタンを順番に押す、同時押しをする、方向レバーと同時に押すと言う簡単なものなので、取っつきやすさは対戦格闘ゲームで上位にあると言えます。

『2XKO』は、『VALORANT』や『LoL』で知られるRiot Gamesがリリースする初の対戦格闘ゲーム。先に紹介したEVO Japan 2024で、試遊台を設置し、一般的に初めてプレイすることができました。2対2のタッグ戦で、プレイヤーは1対1、2対2、1対2などの組み合わせで対戦することが可能です。こちらも対戦格闘ゲームの現在のトレンドを踏襲しており、難しいコマンドはほとんどなし。弱、中、強の攻撃ボタンと必殺技ボタンの組み合わせで戦うことができます。キャラクターやゲームの背景は『LoL』を踏襲しており、対戦格闘ゲームをプレイしたことがない『LoL』ファンもプレイすることが期待されます。また、対戦格闘ゲームとしては珍しく基本プレイ無料となっているので、とりあえずプレイしてみる人は多いのではないでしょうか。ただし、リリース予定は2025年なので、現状から大きく変更される可能性もあります。

EVO Japan 2024では『2XKO』のブースが用意され、先着順で試遊をすることができました

『PARAVOX』はシンガポールを拠点とする81RAVENSが4月1日にEpic Games Storeにてリリースしたばかりの3人称視点のシューティングゲーム。3対3のチーム戦で、マップ上の拠点を一定時間制圧するとポイントを獲得でき、先に100ポイントに到達したチームの勝利となります。ゲームをプレイすることでトークンが溜まるという、NFTや仮想通貨としての機能も備わっていることが特徴。リリース間もないながら優勝賞金1億円の大会「PARAVOX GOLD RUSH TOURNAMENT」を日本で7月に開催予定となっています。すでに日本のeスポーツチームからはFENNEL、REJECT、SCARZ、VARREL、ZETA DIVISIONが招待チームとして参加が予定されている他、各地域予選大会はオープントーナメントで、招待チーム以外も参加可能です。

優勝賞金1億円を引っさげ、鳴り物入りで競技シーンに飛び込んできた『PARAVOX』
《岡安学》

eスポーツの伝道師 岡安学

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。イベント取材を始め、法律問題、eスポーツマーケットなど、様々な切り口でeスポーツを取り上げる。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社刊)

+ 続きを読む

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら