「HD版のWiiを除けば、あと4年は新しいゲーム機は出ないだろう」とアナリストは語ります。Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、2013年まで新型ゲーム機は出ないの予測を発表しました。今世代のハードウェアの寿命サイクルは従来のものよりも長くなり、そこではProject NatalやArc(プレイステーション3用モーションコントロール)が重要な役割を果たすとコメントしました。今年前半は『マリオギャラクシー2』『Metroid: Other M』『God of War III』『ファイナルファンタジーXIII』『Starcraft II』といった期待作により売上がアップ。2009年の前半は100万本突破ゲームが8本、300万本突破ゲームが1本しかなかったのに対し、2010年前半は100万本突破ゲームが12本、300万本突破ゲームが6本出るだろう、とかなり楽観的な見解を明らかにしました。氏は2010〜2013年の成長率をそれぞれ5%、7%、8%、5%とプラス予想しますが、ハードウェアの売上は下がるだろうと予測します。この期間中にはDLC(ダウンロードコンテンツ)や基本無料&アイテム課金のPCゲーム、携帯電話ゲームが急激に成長すると予測。市場規模は2009年の260億ドル(約2兆3000億円)から360億ドル(約3兆2000億円)に達するとしています。予想通りであれば、任天堂が一足早くHD版Wiiを投入、他陣営がProject NatalやArcといったモーションコントロールでそれに続くというシナリオですが、HD版Wiiがいつ、どんな形で出てくるかは今後のゲーム業界における大きなキーとなりそうです。
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