任天堂オブアメリカやSCEアメリカ、ユービーアイソフト等で長年ゲーム業界で技術に携わり、IGDA理事やGamasutra編集長、雑誌「Game Developer」アドバイザリーボード、Independent Games Festival審査員などを務めるMark DeLoura氏がGoogleで初のゲーム担当(Developer Advocate)に就任したそうです。Googleは携帯機器向けOS「Google Android」やオープンソースの3D API「O3D API」など、ゲームに関する取り組みを強めています。今年のGDCでもGoogleの存在感は例年よりも増していました。DeLoura氏は「Googleがゲーム専門の人間を雇うというのは、Googleが成長のためにゲーム業界を重視していることの表れではないかと思います。私はゲーム開発をよりシンプルに、平易になものにするという仕事を長年やってきました。Googleは開発者に優しく、オープンソースにコミットし、開発のハードルを下げるということに注力してきました。そのような会社に加われた事を非常に嬉しく思っています」とコメントしています。そして、「ゲーム業界は今変革の時代で、旧来のパブリッシャーには厳しい時代が来ています。しかしながらモバイルやソーシャルネットワークなど新しい光もあり、それらに適応する旧来のパブリッシャーや新しい勢力の両方とGoogleは協力し、共に成功を収めたいと考えています」としました。