ゲームサイトを始めて10年。いまも色々な人に会い、色々な物を見ています。ということで不定期ながら署名記事を書かせていただくことにしました。特にテーマは絞らず、「ゲーム業界TODAY」として最近の関心事について書いていきます。ただいま、この原稿は外出先のカフェで執筆しています。最近の私は手に入れたばかりのiPadを弄りながら、iPhoneでTwitterをチェックして、ノートPCで文章を書くというスタイルです。デジタルガジェットが増えすぎて困っています。更に会社に戻ればデスクトップのPCもあります。色々な画面を使い分けていると、どのファイルがどこに入っているか分からなくなります。机が散らかし放題の私は整理整頓も大の苦手。「デスクトップにアイコンを置きすぎ」といつも指摘されます。外出先で、「あのファイルを見たいのにデスクトップだった・・・」という失敗も数知れずです。今まではDesktopVPNというサービスでVPNでデスクトップにアクセスしていたのですが、最近流行りのクラウドサービスを使えば面倒な事はもはや無用です。DropBoxを使えばデスクトップでもノートでもiPadでもフォルダの共有ができます。必要になりそうなものはDropBoxフォルダに入れておけばいつでもどの端末でも共有できます。メモ帳はevernoteを使えば、こちらも同様。いつでもどこでも参照し、書き換えられます。端末を意識する必要はもはやありません。いわゆるクラウドサービスと言われるものですが、ゲームもこうなって欲しいんです。いや、一部ではもう実現しています。iPhone/iPadで幾つもあるソーシャルゲームプラットフォームはその一つ。ngmoco:)の「plus+」ではデータをクラウドに保存してくれるため、『We Rule』(牧場系SLG)などでは、iPhoneとiPadで同じデータを共有して遊べます。家ではiPad、外ではiPhoneという使い分けが出来ます。日本ではDS発売頃から携帯ゲーム機が主流となってきました。日本では通勤電車というものがあります。外で手軽に遊べる端末は都合がいいのです。逆に据え置き機は忙しい日々の中で遊ばれる機会が減っています。テレビも同様、家でじっくりは難しいけど、電車でワンセグを見てるというパターンがあります。消費するコンテンツは同じでも、スタイルが変わっているのです。なので、いずれ出るであろう次世代の家庭用ゲーム機は「家でも外でも同じゲームを」というのをコンセプトにして欲しいんです。時間があればじっくり大画面でプレイ、時間がないときでもゲームを持ち出して携帯機の画面でプレイ。全ての機能でなくても、一部の機能だけでも切り出して外で遊べれば、多忙な時にもゲームへの繋がりを途切れさせずに遊んで貰う事が可能になります。無論、そのためには2つのハードが必要です。同時に2つのハードを普及するのはハードルが高いです。でも、1台でも、PSPくらいの性能があればテレビに出力してもそれなりの映像が出るのでは・・・? とか、やたらとハイスペックだと噂される3DSはテレビ出力の機能も備えてたり・・・とか? そんな風に妄想を膨らませたりして・・・。忙しい現代人にぴったりな、家と外とを繋ぐゲーム機、そんな風な提案ができればプラットフォームとして可能性が広がりませんかねえ。
「Google TV」でゲーム機がなくともテレビでゲームが遊べる時代へ・・・土本学「ゲーム業界TODAY」第3回 2010.10.13 Wed ソニーは14日、グーグルが提唱する「Google TV」プラットフォー…
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