ライバルのゲームエンジン、GamebryoやTorqueが買い手を探している一方、「Vision Engine」を展開するTrinigyは好調で、非公開企業のため詳細は明かされていませんが、2010年の売上は2009年から倍になっているようです。ドイツはシュトゥットガルトに本拠を構えるTrinigy。最近になって韓国ソウルとドイツのハンブルグにオフィスをオープンしたほか、既に米国オースティンにも拠点があります。Trinigyは家庭用ゲーム機だけでなく、ソウルに拠点があるからも分かるようにオンラインゲームでも多く実績があり、7月にはブラウザゲームでの開発を用意にする「WebVision」もリリースしています。今年に入ってから中国・韓国・ベトナムといったアジア圏で7社と新たにライセンス契約を結び、その中にはネオウィズやSmileGate(韓国、『クロスファイア』などで知られる)も含まれます。「ゲーム業界は変革の時で、収益性を保ちながら、新しいプラットフォームや技術そしてサポート体制であらゆるレベルのデベロッパーにとって意味のあるビジネスモデルを構築する必要があります」と同社のFelix Roekenゼネラルマネージャーはコメントしています。