「キングオージャー」監督が語ったゲームエンジンの可能性―バーチャルプロダクションとUnreal Engineを駆使した“特撮最先端”【CEDEC2024】 | GameBusiness.jp

「キングオージャー」監督が語ったゲームエンジンの可能性―バーチャルプロダクションとUnreal Engineを駆使した“特撮最先端”【CEDEC2024】

“動く背景”として注目が集まっているLEDウォール使用の「バーチャルプロダクション」と、演者をそのまま取り込む形で3D化する「ボリュメトリックキャプチャ」。2つの先端映像技術について使用実績を紹介します。

ゲーム開発 3DCG
(C)テレビ朝日・東映AG・東映
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2023年3月にスタートし、翌2024年2月に終了した戦隊ヒーロー番組「王様戦隊キングオージャー」。

架空の地球を舞台に、5つの国家「シュゴッダム」「ンコソパ」「イシャバーナ」「ゴッカン」「トウフ」からそれぞれ集った王様たちがスーパー戦隊を結成するという物語は独自の世界観もあり人気でした。

注目はその先端映像技術。架空の国家を登場させる都合上、従来の都内ロケやちょっとしたスタジオ撮影では対応できず、ほぼ全面、いわゆる「CG映像」という異例の事態で1年間のレギュラー番組を走り切りました。

2024年8月21日(水)から23日(金)までパシフィコ横浜ノースで開催された「CEDEC2024」では、その1日目に「『王様戦隊キングオージャー』 特撮×バーチャルプロダクション ~ゲームエンジンを活用した映像表現の最前線~」と題するセッションを実施。

「王様戦隊キングオージャー」で実験導入したという2つの最新映像技術、LEDウォールを使用した「バーチャルプロダクション」と「ボリュメトリックキャプチャ」についてそのメイキングが語られました。

「王様戦隊キングオージャー」バーチャルプロダクション撮影 メイキング映像

東映×ソニーPCLのタッグのきっかけ

セッションに登壇したのは、「王様戦隊キングオージャー」で監督を務めた上堀内 佳寿也(かみほりうち かずや)氏、バーチャルプロダクション・スタジオ「清澄白河BASE」で制作プロデュースを担当するソニーPCLの遠藤和真氏、ボリュメトリックキャプチャのテクニカルディレクターであるソニーPCLの増田徹氏、モデレーターを務めるのはセガの麓一博氏の計4名。

おもに上堀内監督が解説する形でセッションが進みました。

登壇者は向かって左より、監督の上堀内 佳寿也(かみほりうち かずや)さん、ソニーPCLの遠藤和真さん、ボリュメトリックキャプチャ・テクニカルディレクターの増田徹さん、モデレーターの麓一博さん。

「王様戦隊キングオージャー」には文化の異なる5つの国が登場することから、以前より東映でも研究が進められていたというバーチャルプロダクションを駆使することが決定。しかし現場チームの技術不足もあり、バーチャルプロダクション用スタジオ「清澄白河BASE」を運営するソニーPCLに協力を求めることになりました。


《気賀沢 昌志》

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