台湾のPCメーカー大手のエイサーは、買収したクラウドコンピューティング技術の米iGwareに絡み、同社の大口クライアントである任天堂と協業について話し合っていることを明らかにしました。これはエイサーの代表であるJ.T. Wang氏がロイター通信に対して明らかにしたもの。iGwareはクラウド向けソフトウェアやインフラ関係ツールを提供する企業で、任天堂がWii、DSi、3DS向けに提供しているオンラインサービスなどで1億人を超えるユーザーに利用されていて、将来的にはWii Uでも利用される予定だということです。任天堂とは5年間で1億2000万ドルの契約を結んでいて、エイサーによる買収も同意をした模様です。エイサーは3億2000万ドルプラス7500万ドルのアーンアウト(業績連動型ボーナス)でiGwareを買収し「Acer Cloud Technology」に変更する予定ですが、大口クライアントである任天堂との更なる協業を目指したい考えです。