当社には、従来からゲーム専用機マーケットにおけるユーザーセグメンテーション指標である[IPS(Innovative Power Segment)]があり、これまではソーシャルゲームにおいてもこの[IPS]を使用してきました。しかし、集計・解析の回数を重ねるにつれ、ゲーム専用機とソーシャルゲームではそのユーザー特性にかなりの差異があることが分かってきました。本コーナーでもそれを裏付けるデータを何度かご紹介いたしました。となると、ソーシャルゲームマーケットに向けて最適化された新しいユーザーセグメンテーション指標が必要です。そこで、このたびソーシャルゲームユーザーを対象に、プレイスタイルや課金に対するスタンス、またソーシャルゲームをプレイするきっかけや情報接触などに関するアンケートを行い、その結果を元にクラスタ分析を行いました。
当社はこの新しいユーザーセグメンテーションを「SPS(Social game Play-style Segment)」と名付けました。 これで、ユーザーセグメンテーションおよび各クラスタのユーザー特性が把握できましたが、【図2】はそれらの各クラスタのユーザープロフィールについてまとめたものです。規模としては、一番多いのが[フリープレイヤー]で、最も少数派なのは[スタンドアローン]です。