先日お伝えしたとおりIPL(IGN Pro League)が中止され、今後のイベント存続や動向に注目が集まっていたなか、Blizzardが食指をのばしました。世界規模のエンターテイメントを継続的に提供するための重要なステップとして、IGNからプロリーグの技術や資産を買い取ったとのことです。Blizzardは、サンフランシスコにに本拠を置く新チームのために、獲得したスタッフを基盤とすべく移管中。第一目標は、Blizzard作品のサポートのためハイクオリティなウェブ・モバイルコンテンツを作り上げること。その間、一部のIPLスタッフはBlizzardのe-Sportsチームへ参画するそうです。BlizzardのItzik Ben-Bassat氏によると「新チームは、よりリッチなメディアエクスペリエンスをもたらすための一助となるだろう。これは我々のオンラインゲームにおける面白さと対戦を押し広げるものだ。今回結成されたのは実績のある情熱的ゲーマーによるチームであり、オンラインでの様々な試みをサポートすべく有意義な専門知識や技術を活用してくれることを期待している。」一連の取引について、IGNのエグゼクティブバイスプレジデントのPeer Schneider氏は「e-Sport界の止まらない進化と、中核メディアブランドへの集中を目的とした転身のため、我々はIPLの技術ならびに資産を売却する決定し、競技ゲーム放送へはかかわらないこととなる。BlizzardによるIPL資産の買収にともない、IGNは複数の組織と連携し、イベントをカバーすることになるだろう。」としています。詳細なIPLの処遇については言及されていませんが、Blizzard傘下となったことにより雲散霧消する危険性はひとまず回避されたように思われます。もしリーグそのものが継続されるとすれば、e-Sportsプロシーンへプラスに働くことは間違いないでしょう。BlizzConなど同社開催イベントとの連携や、採用タイトルについても注視したいところです。
Blizzardがマルチシーズンの新作ゲーム向けに求人掲載―クリエイティブディレクターなどは日本円で2,000万円~3,800万円クラスの年収に 2024.4.8 Mon レガシーIPの復活を望む声も見られます。