MMOゲームを開発するメーカー、Red 5 StudiosのCEO、マーク・カーン(Mark Kern)氏がゲーム情報サイトに投稿したブログ記事が話題を呼んでいます。2004年のリリース以来、世界中で空前絶後のヒット作となりMMORPGの代名詞ともなった『World of Warcraft』(以降、WoW)の開発にも携わったカーン氏は、MMO人気絶頂の渦中にあった当時を振り返り「我々が何をしてきたかと考えると、それはMMOジャンルを殺すことだった」と回顧しています。事業の拡大と共にこれまでゲームに親しんでこなかった新たな参加者をゲーマーとしてではなく「ゲスト」として迎え入れ、ゲームを進めさせることを優先して難易度を下げていった結果、「WoWをベースにしたゲームは意味のない作業を行うつまらない行為になってしまった」と述べています。WoWの他にも「ディアブロ」や「スタークラフト」シリーズにも貢献した後にBlizzard Entertainmentを離れたカーン氏は、2008年にRed 5 Studiosを立ち上げて現在リリースが目前に迫っているFree-to-PlayのMMOアクションゲーム『Firefall』(PC)の開発に着手。「『Firefall』は陳腐化したMMOではありません。作品に難しさと深さを少し加えることによって、ゲームをさらに面白いものにしています」と述べ「ゲームがチャレンジングで楽しいものに戻る時は、まさに今でしょう!」と力説しています。カーン氏が自信をもって語る『Firefall』のオープンβテストは来る2013年7月9日に開始。既に公式サイトでダウンロードが可能になっています(日本語版未対応)。満を持して公開される『Firefall』が新たなMMOの時代を築くのか、今後の動向に注目が集まっています。Firefall Gameplay Trailer - Chosen War
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