昨年Kickstarterにて859万ドル(約8億5,900万円)という途方も無い額を集め未来のゲームハードとして大きな注目を集めたOuyaですが、一般リリースが開始された6月26日以降、同月にゲームを購入したユーザーが全体の27%であったことが明らかにされました。Ouya開発会社のCEOであるJulie Uhrman氏が海外サイトThe Vergeのインタビューに応えています。これはOuya上におけるゲームのセールス状況が芳しくないという報道に対しUhrman氏がコメントしたもの。当初より伝えられているようにOuyaは全ゲームが体験版を含むFree-to-Playを採用しており、ゲームを気に入ればアップグレード版やゲーム内アイテムを購入するという仕様となっています。しかし今週初めに開発者らがセールス数値を公表し、有料コンテンツの購入率は低く利益が出ていないという状況が海外メディアより指摘されていました。この報道に対しUhrman氏は「Ouyaの収益化は予想以上に好調」とコメントし、過去のコンソールと同様に売り上げが安定する環境が整うには時間が必要だとの見解を示しました。公表されたセールス数値は否定しなかったものの、Ouyaが発売されてから1ヶ月、開発者がハードウェアに触れてから半年という状況で、“多くのゲーマーが無料版のみでフルバージョンを購入していない”という結論を出すにはまだ早すぎると反論しています。Uhrman氏は成功したタイトルとして14.99ドルにて販売されている『TowerFall』を挙げ、現在までに2万1千ドルの売り上げを記録したとコメント。また『Hidden in Plain Sight』は1,900本を売り上げ、4,381ドルのセールスに到達したと伝えています。また先月Ouyaにてゲームを購入したユーザーは27%となっており、ダウンロード数トップ20の内13のタイトルにて有料アップグレードを行ったユーザーは8%になるとのこと。同氏は「30日歳のプラットフォームで8%という数値なら、夢中になるソーシャル&モバイルアプリの開発者は沢山居る」とこのレートが好調であることをアピールしています。