第3回目の今回は、「もうゲーム業界を離れようかと思う。。。」と話しながらも、もう1度ゲーム業界で働く決意をしたAさんをご紹介します。
もともと大学生のころから趣味でプログラミングをしていて、新卒でSIerに入社をしたAさん。大規模なシステム開発に携わる機会もあり、活躍をしていましたが、「受託で仕事をするのではなく、自前のプロダクトを作りたい」「もっと開発スキルを高めていきたい」という想いから、新卒の就活時にも受験し、自身の趣味でもあったゲーム業界のエンジニアへと転職をします。
小規模ながらも念願のゲーム業界へと飛び込んだAさん。周囲に技術力の高いエンジニアの方がいたり、勉強会などもあり、スキルを身につけられる環境。開発に携わるゲームも決まり、やる気は十分でした。
しかし徐々に違和感を感じることになります。 開発は納期に間に合いそうもなく、残業が続く日々。忙しい環境だと分かって入社をしていたものの、労働時間も管理されておらず、現場は疲弊して不満や愚痴ばかりの環境。Aさんも周囲に影響されてか、徐々に不満を持つようになります。いくつかの開発プロジェクトに携わった後、Aさんはエージェントに相談に訪れます。
「忙しくてプライベートの時間が持てない」 「ヒットタイトルも出ず、本当に世の中に求められている気がしない」 「もうゲーム業界ではなく、違う業界にキャリアチェンジをしたい」 不満をぶつけるAさん。その時、エージェントからはこんな一言。
「Aさんの仰ることはよくわかります。でも技術力は転職された頃に比べ格段に上がりましたよね。ゲーム業界でも、まだまだキャリアアップできますよ」
紹介されたのは大手のB社。大手のため労働時間の管理もされており、エンジニアの方もイキイキと働いている。有名タイトルもありながら、新しいヒットタイトル作りにも積極的。Aさんは半信半疑ながらも面接に行かれました。
結局ゲーム業界に残る決意をされB社にご入社されたAさん。後日のAさんからこんな話をいただけました。
「たしかにゲーム業界なので忙しいです。でもここはゲームの作り手をすごく大事にしていて労働時間も管理されている。みんな不満を言わずとにかく面白いものを世の中に出したいって思っている。そこにワクワクしているんです。」

>> ゲーム業界の歩き方