今回も2014年6-7月度のGoogle Playゲームランキングデータを基に、直近のGoogle Play市場とヒットタイトルの施策について纏めてみたい。
■2014年7月度まとめ:Google Play事前予約市場の全貌を大解剖
先月同様、2014年6-7月度のGoogle Playゲームランキングデータを基に最新の事前予約市場の状況を洗い出してみた。
・6/1〜30の間に一度でも新着ランキング100位以内に入ったタイトル:167本(その内13%の22本が事前予約を実施)
・7/1〜31の間に一度でも売上ランキング100位以内に入ったタイトル:126本
⇒6月に新着かつ7月に売上100位以内に入ったアプリ:7本(5%)
⇒6月に新着かつ7月に売上100位以内に入ったアプリの内、事前予約を実施していたアプリ:6本(90%)
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リリース次月に売上げランキングTOP100にランクインした7タイトルは、その7割が事前予約施策を実施していたという事になる。
■売上TOP100位内新着アプリそれぞれの施策とは?
売り上げ100位以内に入った7本のタイトルとその事前予約に対してのアプローチは以下となっている。
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なお事前予約未実施だった『LINE サッカーイレブン』はLINEからの誘導、『ブーム・ビーチ (Boom Beach) 』はスーパーセル社の他タイトルと共に交通広告等で大規模な露出を行っていた。
特筆すべき点は新着100位以内にランクインしたタイトルは167本と先月とほぼ変わらないながらも、その内の22本(13%)が事前予約を実施とその占有率上昇していることだ。
事前予約施策のメリットにはオーガニックユーザと比較しても、更に質の高いユーザの確保が出来る事に加えてリリース直後に纏まった規模のインストールを確保出来る事が挙げられる。
新着ランキングに関わるリリース初期インストール数にも事前予約数は密接に関わっているという事だ。
ましてやAndroidにおいてブースト施策を行うチャンスは新着ランキングに掲載される実質1か月だけになる。
同時期に同じランキングで露出量を競う他タイトルが事前予約施策を活用している以上、実施する以外の選択肢がないという事も言える様になってきているとも言える。
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■著者紹介
小林崇
『ゲームギフト』を提供する、スマホゲーム集客ソリューションプロバイダーである株式会社AppBroadCastのゲームギフト事業部にてゲーム会社向けの渉外を担当。過去にはプラットフォーム系SAPでゲームディレクターとしてゲーム運用に携わる。モバイル、PC、IPタイトル、運用期間も立ち上げ期から長期までと様々なコンテンツで尽力。2014年2月より現職にてゲーム集客戦略の支援を手掛ける。
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