着実に開発が進むVRデバイス「Oculus Rift」。Oculus VR社は本機の新型プロトタイプ「Crescent Bay」を公開し、統合開発環境を内蔵したゲームエンジン「Unity」と提携を発表しました。「Crescent Bay」は一般向けの最新プロトタイプ。新しいディスプレイ技術、360度のヘッドトラッキング、拡張された位置追跡能力を有しています。重量と形状は人間工学を考慮したものとなり、飛躍的に向上しているとのこと。また、高品質なオーディオ環境を備えており、映像と音響の一体化による新たなVR環境を提供しています。これらの新機能によって、DK2では実現不可能だったことを可能にすることができるとのこと。しかし、「Crescent Bay」もまた初期段階のハードウェアの一つで、技術的な課題をたくさん残していると明かしています。また、提携を発表したUnityでは、サポートの為に無料のアドオンを提供するとのこと。アドオンでは、VRの為のステレオイメージの最適化、3Dオーディオのサポート、その他の機能が含まれ、無料版のUnity Free及び有料版のUnity Proにて提供されます。これまでにも『Titans of Space』や『SUPERHOT』など様々なOculus Riftソフトが開発されてきたUnity。今回の提携によって、VRゲームの開発でUnityを活用することにより、多くの開発を可能にすることができるとしています。新型プロトタイプ「Crescent Bay」とゲーム開発環境として最も活発はコミュニティの一つであるUnity。いよいよ発表された消費者向けプロトタイプと、より開発しやすい環境が整うことによって、更なるVRゲームが登場するのではないでしょうか。
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