Game Developers Conferenceは、北米で2000人のゲーム開発者を対象とした2015年の産業調査結果を発表しました。この産業調査によると、2014年度にPS4向けのタイトルを開発したデベロッパーの比率は、前年比14パーセント増しの26パーセント、Xbox One向けには前年比12パーセント増しの22パーセントとのこと。なお、多数のゲームはマルチプラットフォームで開発されているので、結果的に新世代機向けにも増加したということかもしれません。また、PC向けに開発したデベロッパーは前年比3パーセント増しの56パーセントで、モバイル向けは前年比2パーセント減の50パーセントになっています。開発者が所属する会社の収益の大部分については、29パーセントがデジタル販売、21パーセントがマイクロトランザクション、13パーセントがリテール販売と回答。さらに、2014年度における収益の比較については、41パーセントが増加、20パーセントがほぼ同水準、9パーセントが前年比で増加、28パーセントが内容を把握できていないと答えています。スタッフ視点における会社の規模に関しては、44パーセントが拡大、38パーセントが前年と同規模、15パーセントが縮小、1パーセントが閉鎖との結果に。また、更なる盛り上がりを見せるeSportsに関しては、12パーセントの開発者が関連ゲームに取り組んでいる他、79パーセントが長期的なビジネスにできると認識しています。北米ではPS4とXbox Oneのセールスが好調と伝えられているので、将来的に新世代機向けにも開発するデベロッパーの総数が大きく増加するかもしれません。また、eSportsに関してはプラットフォームを問わず、MOBA系を中心に多くの大会が世界各地で開催されているのでさらなる発展が期待できます。