米Autodeskが、高速3Dプリント技術を開発するCarbon3Dに1000万ドルを投資した。Carbon3Dはシリコンバレーに拠点を置くスタートアップで、従来よりも25~100倍のスピードでデータを出力できる独自の光造形(SLA)技術「CLIP(Carbon3D’s layerless continuous liquid interface production technology)」を使用した3Dプリンタを開発している。「CLIP」は、従来のように3Dモデルを一層ずつ硬化させる方式ではないため滑らかな出力が可能で、硬い素材だけでなく柔軟性のある柔らかい素材も使うこともできる。Autodeskは、優れた技術に対して投資を行う1億ドル規模のファンド「The Spark Investment Fund」を昨年立ち上げており、今回のCarbon3Dへの投資も同ファンドからによるもの。