アメリカ合衆国司法省が、少年の暴力衝動を抑制するビデオゲームやネット上の動画の研究に、791,846ドルの予算を投入すると海外メディアが報じています。司法省配下の国立司法省研究所(NIJ)が発表したこの研究は、ロードアイランド病院の研究者とゲーム開発も行っているコロラドのマルチメディア企業と共同で、ロードアイランド州のミドルスクール8年生(15歳)を対象に行うとのこと。思春期の少年に大きな影響を与えるゲームやネット上のコンテンツを見直すことで、いわゆるデートDVと呼ばれる恋人への暴力を防ぐことを目標としています。10代の少年はビデオゲームを好んでプレイしており、ネットコンテンツで最初に触れるものがブラウザゲームや動画であることから、パートナーへの暴力の抑止を目的としたゲームや動画にも同じように興味を持つのではないかと研究チームは考えています。ブラウザベースのゲームや動画などのウェブコンテンツがどれだけ少年の暴力衝動を抑制できるかが重要なポイントになるのだそうです。今回の研究がどのような成果を見せるのか注目されます。
「コンテンツ庁は必ず必要になる」コーエーテクモ襟川社長ら有識者が熱望―AMDシンポジウム「世界のコンテンツ産業支援状況から考える 日本のコンテンツ パワーアップへの道」レポート 2023.11.21 Tue