インモビは主にモバイルアプリ上に掲載されているアドネットワークで、掲載アプリは1万7000、ユーザー数は10億人、月間1400億impにも上ります。インドのバンガロールを本拠地に、東京を含めて世界17箇所にオフィスを構えます。
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多彩な広告表現で高収益を実現
インモビの特徴は多彩な広告種類を持つこと。バナーやインタースティシャルはもちろんのこと、最近注目されるネイティブ広告や、動画を使った広告も揃います。また、同社ではリッチメディア広告と呼んでいるiOSやAndroidのネイティブ機能を使った特殊な広告も実現。GPSを使った位置連動、天気との連携、スクラッチやドラッグ&ドロップ、スワイプなどのタッチ操作、ジャイロやシェイクなどなど、SDKを利用することで豊かな表現を持つ広告を展開することができます。
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App Store、Google Playにある「InMobi」アプリでは優れた広告の例をチェックできる
同社の米田匡克氏(インモビジャパン株式会社 ビジネスデベロップメント統括部長)は、これだけの種類の広告ラインナップを揃えているアドネットワークは他にないと誇ります。豊かな表現を持つ広告はユーザーからの注目が高まり、結果として広告効果も高く、広告収益も向上します。主にインドにいる450名以上のエンジニアが、日々広告の開発に携わっているそうです。
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インタースティシャルはバナーに比べて8倍のCTR(クリック率)、eCPM(1000表示あたりの収益性)は10倍にもなるそう
ゲームの海外進出も支援する
同社ではゲームの海外進出もコンサルティング的にサポートしているそうです。広告モデルを採用したゲームであれば、世界でも最大規模のアドネットワークは大きなアドバンテージです。米田氏によれば、同社をメインに使いつつ、広告在庫が無い場合のフィラーとしてAdmob(グーグル)を使うという組み合わせが多いようです。前述のようにバナーからリッチメディア広告まで多彩な種類の広告があり、インモビのSDKさえ入れてもらえれば、一通りの広告表現が利用可能になるという点も強みです。
インモビが世界展開をサポートした例としては、『キャンディクラッシュサーガ』(キング)や『クラッシュ・オブ・クラン』(スーパーセル)があり、国内作品では『生きろ!マンボウ』(セレクトボタン)や『BrainWars』(トランスリミット)などがインモビを導入して成果を挙げているとのこと。米田氏によれば、「意外な国で大きな収益が上がるケースもある、ぜひ最初から世界での配信を視野に入れてゲームを作ってみて欲しい」と話していました。
ゲームにおける広告表示では、単に下部にバナーを設置するようなものではなく、きちんとそのゲームに合った表示方法を選択することが収益拡大の鍵となります。例えば、レベルクリア時には動画広告、ポーズ時にはインタースティシャル広告、負けてゲームオーバー時にはリカバリー方法を与えるようなリワード広告、といった形です。インモビの広告商材は、ゲームの外観に合わせてカスタマイズが可能なものが多く、工夫をしていくことも鍵となります。こうした手法については同社には知見があり、どんどん公開していきたいとのこと。
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表示箇所や方法を工夫することで収益性もユーザー体験も改善できる
インモビではアプリ開発者やマーケティング担当者向けのイベントを明日15日(金)に六本木にて開催します。こちらより概要と参加申し込みが可能ですのでご興味の方はチェックしてみてください。またゲームの担当者には以下のメールアドレスよりコンタクト可能だということです。
jp-bd@inmobi.com