スマートフォン向け広告配信大手のInmobiは初のインサイトレポートを発表し、第3四半期のアプリ市場動向を紹介しました。特にフィーチャーされていたのはスマートデバイスの普及が米国を超えたという中国です。1.ユーザー影響を与える広告手法もっとも影響力のある広告は閲覧しているウェブサイトに応じたレコメンドを行う広告で、iOSユーザーの39%、Androidユーザーの42%が影響を与えられるしました。以下、マルチメディアコンテンツを含む広告(24%/28%)、画面上部に表示されるバナー(18%/24%)、アプリのロード時に表示されるフルスクリーン広告(20%/19%)、短いビデオ(17%/14%)の順でした。2.アプリをダウンロードするか意思決定を左右するもの中国でもアプリストアでのレコメンドが大きな影響力があるようです(57/60%)。以下はレビューとレーティング(50%/59%)、紹介文と画面写真(48%/43%)、価格(41%/33%)、ランキング(40%/46%)、家族や友達からのレコメンド(37%/26%)、雑誌やウェブサイトでのレビュー(25%/32%)。3.アプリの探し方探し方ではアプリストアのブラウジングが最多でiOSが55%、Androidが54%。以下は、モバイルでアクセスしているウェブサイト(55%/44%)、友達や家族からのレコメンド(33%/23%)、PCでアクセスしているウェブサイト(23%/30%)、ソーシャルメディアからのレコメンド(18%/12%)、モバイルでの広告(13%/20%)、雑誌や新聞(10%/4%)でした。Inmobiは中国で成功するためには (1)簡体字中国語でのローカライズは決定的に大事。キャラのカスタマイズや中国の行事に合わせてリリースするのも戦略として良い (2)42%がジェイルブレイクし、17%がコピーしたアプリを使っている中国ではフリーミアムは絶対条件 (3)適切なアプリストアでのリリース。中国では500以上のストアが存在 という3つのアドバイスが紹介されていました。ちなみに大手アプリストアとしてはAnzhi、AppChina、Gfan、Hiapk、Mobile Market、Nduoa、Snappee、Tencent、Wandoujia、Baidu App Store、Opera Mobile App Store、Pandaappの名前が挙げられていました。