自由民主党は10月30日、次期参議院議員選挙で、ネットを通じ公認候補を選定する参院選公認候補「オープンエントリー」プロジェクト2016について記者会見を行いました。同プロジェクトはインターネットを通じ、被選挙権のある人間であれば、次期参議院議員選挙の自民党公認候補の選考に応募できるというもの。募集は11月1日午前8時より特設ページにて開始されます。また、面接や書類選考を通じ選出された10名のファイナリストについては、こちらも事前登録で認められた一般人からの投票を行い、最終的な公認候補を決定するとのこと。これまでも公募は行われているが、より選考過程をオープンにし、有権者が候補者選びに参加できるようにするのが狙い。いずれも自民党員でなくとも参加できます。平井たくや選挙対策副委員長は会見で「ネット投票を見据えたチャレンジ」と語り、「インターネットを使うことが当たり前になった世の中で、“デジタル民主主義”とはどうあるべきかを党内で議論し、実施しようと判断した」と実施までの経緯を明らかにしました。また、ファイナリストの選出については、「自民党の政策に共鳴し、かつ選挙に勝てる人間を選ぶ」としながらも、「現時点でソーシャルメディアを活用している人など、ネットに強い影響力を持つ新しい方が選ばれるのでは」と予測しました。なお、衆参ダブル選挙も噂されているが、今回のプロジェクトは参議院議員選挙の公認候補選定に限定されるとのこと。