東芝は22日に急きょ、メガネ型ウェアラブル端末「Wearvue TG-1」の発売中止を発表した。 同製品は、1月13日付のプレスリリースにおいて、今月29日からの出荷開始を予定していた。今回の発表は発売時期の延期ではなく、発売を中止し、開発も行わないというもの。理由は、昨年12月21日に公表した「新生東芝アクションプラン」における経営施策である「事業ポートフォリオ及び事業運営体制の見直し」の一環だとしている。 同社は現在、経営再建を進めており、パソコン事業も会社分割により切り離した形で効率的な計量経営を図る姿勢を示したばかりだ。日本を代表するメーカーの今回の動きが国内のものづくり産業に与える影響は決して少なくない。今度の展開も注視したい。