
記念すべき10周年を迎えた「NDC 16」では、「Diversity(多様性)」をテーマに、ゲーム開発はもちろん、企画・プログラミング・ビジュアル・マーケティングなど多様なカテゴリについて、100以上の講演が開催される予定。、『Starcraft II』を手がけたBlizzard Entertainmentや『Monument Valley』のustwo gamesなど、欧米の著名なゲーム開発会社のキーパーソンも登壇し、講演を行います。



また、ゲーム音楽を使用したパフォーマンス、アートワーク展、インディゲームゾーン、VR体験ゾーンなど、講演以外にも楽しめるコンテンツが用意されています。

初日はNEXON代表取締役社長オーウェン・マホニー氏のウェルカムスピーチからスタート。マホニー氏は、Facebook創業者Mark Zuckerberg氏や、ATARIにて『Breakout』というブロック崩しゲームを作成したAppleの故スティーブ・ジョブズ氏などの起源には「ゲーム」があると説明。

その他にも、ゲームエンジンが建築分野で使われたり、ゲームを元にした小説・映画の作成、教育ツールをしての使用など、ゲーム開発やプレイは様々な分野に影響を及ぼし、イノベーションを起こしていると述べました。

では、なぜゲームがこのように影響を与えるに至ったのか。マホニー氏は、ゲームをプレイ(特にオンラインゲーム)することは、プレイヤーが自分自身でストーリーを描くことができる唯一のアートであると説明。そのため、ゲームは様々なインスピレーションを与え、また多くの人々に受け入れられてきたと語りました。
最後に、マホニー氏はVRやAIをはじめとするテクノロジーの進歩によって、ゲームはより影響力を持つものになる、そして社会にイノベーションやインスピレーションを与える存在となるゲーム開発者たちには大きな期待を寄せており、NDC16がゲーム業界を発展させていくためのインスピレーションを得られる機会になることを願っていると語り、ウェルカムスピーチを締めました。
編集部では、NDC2016で開催される講演のレポートを掲載予定です。
協力:Nexon