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はじめまして!株式会社DeNA Games Tokyo(以下DGT)の井口徹也と申します。
僕は2013年に新卒でDeNAに入社し、ゲームプランナーからキャリアをスタートしました。入社以来、ゲーム一筋で2017年にDGTの代表取締役に就任しました。DGTはゲーム運営に特化した会社で、今は『怪盗ロワイヤル』や『農園ホッコリーナ』など、さまざまなゲームを運営しています。
今回は、プレイヤーの期待を超える価値を提供し続ける「ゲーム運営」についてお話させていただきます。
「ゲーム運営」とは、リリースしたゲームをプレイヤーに長く遊んでいただけるように、アップデートを繰り返していくことです。ただアップデートするのではなく、プレイヤーの声を聞いて、どこをどのように面白くしていくかを検討します。また、理想のゲームの状態を考えたときに、開発できていない機能や足りない要素があるはずです。その機能や要素を、戦略を立てつつ拡充していくのもゲーム運営だと考えています。
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アップデートをする際は、当然ですが今あるゲームよりも、もっとプレイヤーに面白いと思ってもらえるよう検討します。プレイヤーの意見はもちろん、さまざまな数値を参考にするなど、定性、定量の両面から考えて改修していきます。
では「面白い」をどう評価しているのか。難しい部分ですが、一ついえるのは、数値だけでは分からないと思っています。プレイヤーの意見はもちろん、自分たちもそのゲームをプレイして、「このゲームのここが面白い」「他のゲームと比べてここが特徴的」ということをチーム内で議論します。
気をつけなければならないのは、チーム内では面白いと思っていても、プレイヤーは違うかもしれません。だからこそプレイヤーにインタビューをして、ゲーム運営チームとのズレをなくす努力をしなければなりません。
それ以外に、他のゲームを運営しているチームに意見を求めることもあります。その時、重要視しているのは、情報の差分です。自分たちのゲームだと今後のプランを知っているので、それも踏まえた面白さ、という観点になってしまいます。他のチームでそれを知らない人と、楽しいかどうかって違うと思うんですよね。
運営手法に関してはさまざまあると思いますが、DGTではそれぞれのチームが独立して開発を行っています。また、トップダウンで戦略を決めることもなく、チーム側に戦略策定も任せています。戦略策定を任せている理由は、ゲームのスキームが全く一緒だったとしても、そこにいるプレイヤーは違うので、醸成された文化も違うはず。違うゲームになってしかるべきだと思っています。プレイヤーにとって「何が面白いのか」を突き詰めて考えていくことが我々のミッションです。
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僕たちDGTはゲーム運営に特化しており、ゲーム運営のプロフェッショナルとして、高いレベルで突き詰めて考えられる環境を整えています。だからノウハウの積み上げが可能であり、ゲーム運営だけに注力している組織であるからこそ、プレイヤーに寄り添い、ゲームをアップデートし続けることができるのです。
DGTは蓄積したノウハウを生かし、他のゲーム会社のゲームを運営することで、ゲーム業界のさらなる発展に貢献できればと考えています。
次回(9月18日更新予定)は、ゲーム運営業界で働く上での醍醐味や実施したイベントを振り返る上での観点(KPI)をお届けさせていただきます!
■プロフィール
井口徹也
株式会社 DeNA Games Tokyo 代表取締役社長
2013年、株式会社ディー・エヌ・エー入社。ブラウザゲームの運用プランナーを経て、2014年よりプロデューサーに就任。その後、アプリタイトルのプロデューサー、企画マネージャーなどを歴任。2017年、株式会社 DeNA Games Tokyo(http://denagames-tokyo.jp/)の代表取締役社長に就任。
井口徹也
株式会社 DeNA Games Tokyo 代表取締役社長
2013年、株式会社ディー・エヌ・エー入社。ブラウザゲームの運用プランナーを経て、2014年よりプロデューサーに就任。その後、アプリタイトルのプロデューサー、企画マネージャーなどを歴任。2017年、株式会社 DeNA Games Tokyo(http://denagames-tokyo.jp/)の代表取締役社長に就任。