この連載では、ゲームに特化した動画マーケティングに関して、CyberBullのノウハウや最新の情報などをお伝えしていきます。
前回の記事では、ゲームアプリのフェーズに合わせて動画クリエイティブを最適化すべきということをお伝えしました。今回は、我々CyberBullが動画広告プロモーションのキモであると考える3要素の最後である「配信国別最適化」についてご紹介していきます。
"配信国別"に動画広告をつくり分けるべき
さて、前提のお話ですが、直近日本のゲーム会社さまが国外にゲームを展開してビジネスを拡大する事例が増えています。それに伴なって、私どもも「アウトバウンド配信」のお手伝いをさせて頂くことが多くなりました。伸び悩んでいる国内のスマホゲーム市場とは異なり、アメリカや韓国ではまだまだ売上を立てることが可能です。また海外は当然、日本の数倍の広告在庫を抱えておりますので上手くプロモーションを展開することができれば、ゲームを成功に導くことが可能です。
ここまでの連載で、動画クリエイティブのPDCAを回す必要性についてお話をさせて頂きましたが、海外配信をする際も全く同じことが言えます。
※むしろ、動画広告枠が日本よりも多いため、より重要な要素になることが多いです。
しかしながら、アウトバウンド配信で動画広告のPDCAをうまく回して、最適化をしている例はなかなか見受けられません。残念ながら日本で上手くいっているクリエイティブの横展で広告展開をしている例がほとんどです。これまでのCyberBullの広告配信の経験から、広告を配信する国においても「配信国別に動画広告をつくり分けるべき」ということを断言することができます。
各国、媒体特性や、広告に触れる人間の人種は全く違うため、全く同じクリエイティブで効果を担保することはできません。実際に、全く同じクリエイティブを配信しても配信国によってその効果は大きく違ってきます。
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※Facebook配信、文章翻訳のみの差異
例えば、一番効果に違いが出るクリエイティブの要素は「使用するキャラクター」です。あるカードゲームの広告配信では、日本では主人公やヒロイン系のキャラクターを使用した動画クリエイティブで効果が良く、アメリカでは真逆の、ライバル、悪役系のキャラクターを使用した動画クリエイティブで効果が良くなりました。
もちろん、タイトルによって変わってくることは前提となりますが、上記の例のように配信国毎にクリエイティブをつくり分けることはプロモーションを進めていくうえで非常に有効な考え方となっております。
他国についてもノウハウが蓄積されてきているので、気になる方はぜひご相談ください。
■深野博之(フカノヒロユキ) プロフィール
・株式会社CyberBull アカウントプランニング局 マネージャー
・2016年サイバーエージェント新卒入社。同年、サイバーエージェントグループ全社総会にて新人賞受賞。主に、ゲームクライアント様の「ダイレクトレスポンス×動画」でのプロモーションを担当している。アウトバウンド配信を中心に、クリエイティブディレクションも兼務。
■株式会社CyberBull
・インターネット動画に特化した広告代理事業を展開しております。オフィス内に動画広告の制作に特化した撮影スタジオを所有し、動画メディアのプランニング、運用、クリエイティブ、効果検証まで、一気通貫したサービスをスピーディーに提供しています。
・公式サイト:https://www.cyber-bull.co.jp/
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・2016年サイバーエージェント新卒入社。同年、サイバーエージェントグループ全社総会にて新人賞受賞。主に、ゲームクライアント様の「ダイレクトレスポンス×動画」でのプロモーションを担当している。アウトバウンド配信を中心に、クリエイティブディレクションも兼務。
■株式会社CyberBull
・インターネット動画に特化した広告代理事業を展開しております。オフィス内に動画広告の制作に特化した撮影スタジオを所有し、動画メディアのプランニング、運用、クリエイティブ、効果検証まで、一気通貫したサービスをスピーディーに提供しています。
・公式サイト:https://www.cyber-bull.co.jp/