ゲーム実況者を起点にした新規ユーザーの開拓
「BlueStacks 3」を日本向けにリリースしたのが2017年8月22日のこと。シャルマ氏はそれ以来、日本のユーザーたちがどういったゲームを好むかという分析にも力を入れ「Google Playのランキングで上位のものばかりが遊ばれているわけではない」ことに気づいたと語っています。
氏は具体的なタイトルの例として『人狼殺』や『人狼 ジャッジメント』の名を挙げ、さらにリサーチを続けた結果、それらのタイトルが急伸した理由はゲーム実況者やYouTuberにあると突き止めました。「Instagramで芸能人が訪れていた店を訪ねる」ように「配信でゲーム実況者やYouTuberが遊んでいたゲームを自分も遊ぶ」というトレンドが、ランキングには現れづらいユーザー拡大の契機となっていたのです。
それを好機と見たシャルマ氏は、人気ゲーム実況者の加藤純一さんとパートナーシップを提携。7月2日付けで、加藤さんがBlueStacks宣伝広報大使に就任したことが発表されました。加藤さんのオススメタイトルは何か? 加藤さんのオススメキーマッピングはどのようなものか? ゲーム配信者の力を借りてユーザーコミュニティを巻き込み、大きなうねりを巻き起こす――そのために配信者向けの取り組みを強化したり、ストリーミングとの連携を強化する準備をしたりしているとのことです。
その他の取り組みとしては、人気ゲームとのコラボレーションも準備中で、ゲーム内にBlueStacksの要素が散りばめられたゲーム内イベントが9月以降に実施される予定とのことです。
PCでAndroidゲームをプレイできるプラットフォーム「BlueStacks 4」は、8月13日にβ版をリリース。9月は「東京ゲームショウ 2018」のMSIブース、MorningTecブースにデモ機を出展するほか、正規版のリリース時期や仕様に関して、今後さらに詳細な情報を出していく予定です。
BlueStacks4 ベータ版DLページ
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